原付を他人に譲る時
「何をどうすればいいの!?」
そんな疑問がある人はお読みください。
このページを読むと・・・
譲渡の具体的な流れがわかる
必要な書類と手続きがわかる
譲る時のリスク、注意点がわかる
以上、原付を誰かに譲る時の疑問を解決する記事になります。
是非最後までお読みください。
目次
原付の譲渡はこれだけやればOK
50cc~125ccのバイクを譲る時に自分がやらなければいけないのは・・
”この2つだけ”
- ナンバーを役所に返す
- 書類と原付を新所有者に渡す
たったこれだけ!簡単ですね。
その後、新所有車が役所でナンバーをとれば完了です。
次章ではではもう少し詳しく具体的な流れを解説していきましょう。
原付譲渡の流れ
原付を譲る際の一連の流れを確認しておきましょう。
わかりやすくする為に・・・
原付を譲る人を【ゆずる君】
譲られる人を【もらう君】とします。
- 【ゆずる君】は役所で廃車手続
- 【ゆずる君】は書類を【もらう君】に渡す
- 【もらう君】は役所でナンバーを取る
- 【もらう君】ナンバーを取付けて完了
このような流れになります。
次章では必要な書類や具体的な手続き方法をご紹介します。
1、役所に行き廃車手続きをする
まずは【ゆずる君】の役目
廃車手続きをする方法を解説します。
廃車手続きとは・・・
役所にナンバーを返却し、税金を止める手続きになります。
※もし【ゆずる君】と【もらう君】が同じ市区町村に住んでいる場合は手続きが少し変わります。
のちほど詳しく説明していますのでジャンプしてください。
廃車手続をする場所
廃車手続きは市区町村の役所で行います。
つまりナンバーに書いている市区町村の役所になります。
ゆずる君は仙台市太白区に住んでいるので太白区役所で廃車手続きをします。
注意!役所に行く前に
ステッカーを取っておく
ナンバープレートに貼ってある自賠責保険のスッテカーは剥がして取っておきます。
自賠責保険については後ほど詳しくご紹介しますが、ナンバー返却の前にステッカーだけは回収しておいてください。
※ステッカーが張り付いて取れない、または破れた時などは保険会社で再発行ができますのでご安心ください。
廃車に必要なモノ
役所に持っていくモノは次の4つです。
- ナンバープレート
- 標識交付証明書
- 印鑑
- 免許証
※2021年4月より仙台市では印鑑が不要になりました。引き続き必要な市町村もありますのでそれぞれの役所にお問い合わせください。
標識交付証明書とはナンバー取得の際に役所から発行される書類です。
大抵は他の書類と一緒にメットインに入っています。

シートの下に入ってませんか?
もし失くしてしまって見当たらない場合でも役所で「紛失しました」と言えば大丈夫です。
役所でかかる手続き費用は?
役所で廃車手続きにかかる費用は0円です。
手続きにお金はかかりません。
手続きにかかる時間は?
役所に行き必要書類を提出してしまえば時間は大してかかりません。
書類を記入する時間と少しの待ち時間を合わせても30分程度で終わります。
※役所が混み合う年末・年度末などは待ち時間が長くなる事もあります。
廃車書の控えを貰って帰る
手続きが完了したら廃車書の控え書類が貰えます。
それは後ほど【もらう君】に渡す大切な書類なので無くさないように持ち帰りましょう。
【ゆずる君】の手続きはこれで完了となります。
2、必要書類を渡す
【ゆずる君】の手続きは終わりましたので用意した書類を【もらう君】に渡します。
渡す書類はこの3つ
- 廃車書
- 譲渡証明書
- 自賠責保険証明書(ステッカーも)
廃車書は2種類ある
役所で手続きをして貰った廃車書は2枚つづりになっています。
1枚は再登録用
もう1枚は保険手続き用
この2枚は内容はまったく同じですが使う用途が違います。

登録用と保険用の2種類があります。
再登録用を【もらう君】に渡す
再登録用は文字通りもう一度登録する時に使います。
つまり【もらう君】がナンバーを取る時に使う書類になります。
譲渡証明書ってどこにあるの?
譲渡証明書とは【ゆずる君】が【もらう君】に原付を譲りましたって事を証明する書類です。
そんなのどうやって証明するの?と思いますよね、簡単です。
【ゆずる君】が記入すればいいだけ!
譲渡証明書は廃車書にあり
これについては市区町村によって違いがあるようなので一概には言えませんが、多くの市区町村では廃車書が譲渡証明書を兼ねている様式になっています。
つまり【もらう君】に渡す再登録用の廃車書に【ゆずる君】が住所・名前等を記入して印鑑を押せば立派な譲渡証明書の完成です!

廃車書の【譲渡証明書】欄に記入捺印するだけ!
譲渡証が廃車書にない場合のPDF
「自分の役所から出された廃車書には譲渡証明書が付いていない!」
そんな方もご安心ください。
以下に譲渡証明書の雛形を貼り付けますのでご利用ください。
プリントアウトして譲渡人の欄に記入捺印して【もらう君】に渡しましょう。
自賠責保険証明書
自賠責保険については必要な場合と不要な場合があります。
原則として自賠責保険は
【人】ではなく【車両】に付くものです。
譲る原付にかかっている保険なのでそのまま一緒に譲渡するのが一般的です。
自賠責保険はあげる?あげない?
譲る原付にそのまま付けてあげるなら自賠責保険証も渡しましょう。
自賠責保険は【もらう君】にはあげない。
自分で解約して返金を得る!
その場合は手元に残しておき、保険会社で解約手続きをしてください。
自賠責保険が切れている場合

平成25年11月で切れている自賠責。
自賠責がすでに切れている場合は自賠責保険証を渡す必要はありません。
【もらう君】が新規で自賠責保険に加入する事になります。
【もらう君】に渡すもの まとめ
- ”再登録用”の廃車書
- 譲渡証明書(記入して印鑑も押す)
- 自賠責保険証(残っている場合のみ)
3、役所に行きナンバーを取る
次は【もらう君】の出番です。
【ゆずる君】から受け取った書類等を持って役所に出向きナンバーを取得します。
ナンバーを取る場所は?
廃車続き同様にナンバー登録もお住いの各市区町村役場で行います。
【もらう君】は仙台市泉区に住んでいますので泉区役所に行きます。
ナンバー取得に必要なモノ
役所に行く【もらう君】の持ち物は以下の4つです。
- 廃車書
- 譲渡証明書
- 印鑑
- 免許証
廃車書と譲渡証明書は【ゆずる君】から受け取っているはずです。
後は自分の印鑑と免許証を持っていきましょう。
※2021年4月より仙台市では印鑑が不要になりました。引き続き必要な市町村もありますのでそれぞれの役所にお問い合わせください。

譲渡証明書に住所名前を記入しておく
※住民票が現住所にない場合は公共料金の領収書など必要書類がいくつか増えます。
詳しくは以下のページをご覧下さい。
ナンバー取得にかかる費用
役所でナンバー取得にかかる費用は無料です。
自分で役所に出向き手続きをすればナンバープレートがタダで貰えます!
ナンバー取得にかかる時間
役所では必要書類に記入して印鑑を押して窓口に出します。
その後少しの待ち時間があり手続きが完了したら呼ばれます。
窓口でナンバーや書類が貰えますので全体の所要時間は30分程度です。
※引越しシーズンなどの繁忙期は窓口が混み合い待ち時間が長くなる事があります。
窓口で貰えるモノ
ナンバー取得の手続きが終わると以下の3つのモノが貰えます。
- ナンバープレート
- 標識交付証明書
- プレート固定用のボルト・ナット
ナンバープレート固定用のボルトナットは無くさないように注意です。
これでナンバーが手に入りました。
後は車体に付けるだけです!
4、ナンバーを付けて譲渡完了
役所で貰ったナンバープレートを車体に取り付けます。
固定用のボルト・ナットも役所で貰っているはずです。

ナンバー取り付けに必要な工具はドライバーと10mmのスパナ
ナンバーはボルトとナットで固定する仕様です。
取り付けにはプラスドライバーと10mmのスパナを用意してください。
ナンバーを付けたらステッカーを張る
ナンバーがついたら後は自賠責保険のステッカーを貼りましょう。
【ゆずる君】から受け取ったステッカーがある場合はそのまま張るだけです。
粘着力が落ちている時は両面テープなどを利用してしっかり貼り付けてください。
新規で自賠責を入れるなら・・
自賠責保険がない場合、【もらう君】は新規で加入しなければ乗れません。
お近くのバイク屋、コンビニ、郵便局などで加入できます。
役所で渡された標識交付証明書とお金を持って自賠責保険を入れに行きましょう。
譲渡完了!
これで無事譲渡完了になります。
【ゆずる君】と【もらう君】が同じ市区町村の場合
同じ市区町村内での譲渡は少し手続きが変わります。
同一地域内の譲渡であれば
ナンバープレートを変える必要がありません。
よって廃車→登録ではなく
【名義変更】の手続きになります。
名義変更のやり方
名義変更はナンバーがそのまま使えるので書類だけの手続きで済みます。
- 【ゆずる君】譲渡証明書に記入,捺印
- 必要書類を【もらう君】に渡す
- 【もらう君】は役所で名義変更手続
ざっとこんな流れになります。
1、譲渡証明書を作る
まず【ゆずる君】は譲渡証明書を作る必要があります。
譲渡証明書の用紙を手に入れる方法は以下の2つです。
役所で貰ってくる
役所に出向き軽自動車税申告書兼標識交付申請書という書類を貰ってきます。
これは簡単に言えばナンバーを取るための申請書です。
この書類には譲渡証明書の様式も兼ねてますので記入捺印するだけで譲渡証明書が出来上がります。
プリントアウトする
役所に行くのが面倒な人は下記のPDFをご利用ください。
プリントして記入、捺印すれば譲渡証明書として使えます。
※各市区町村で様式の違いがある場合があります。使えないこともあるかもしれませんので各役所にお問い合わせください。
2、【もらう君】に渡す必要書類
名義変更のために必要な書類は以下のモノになります。
- 譲渡証明書
- 標識交付証明書
名義変更に使うのはこの2点でOKです。
他には自賠責保険証などがありますので一緒に渡しておきましょう。
3、役所で名義変更手続きをする
【ゆずる君】から必要書類を受け取ったら【もらう君】は役所に行き手続きを行います。
役所に持っていくモノ
【もらう君】が名義変更のために役所に持参するものは下記になります。
- 譲渡証明書
- 標識交付証明書
- 印鑑
- 免許証
※2021年4月より仙台市では印鑑が不要になりました。引き続き必要な市町村もありますのでそれぞれの役所にお問い合わせください。
手続きには費用はかかりません。
無料で名義変更ができます。
時間も記入して少しの待ち時間を含めて30分程度で終わります。
名義変更が終わったら自賠責保険を加入して完了です!
※ゆずる君から自賠責保険も譲られている場合は新たな自賠責加入の必要ありません。
他に必要な手続きは?
他にも乗り始めるにあたって手続きをしたほうが良いことが3つほどありますのでご紹介します。
防犯登録
防犯登録とは盗難抑止と早期発見を目的とした制度でグッドライダー防犯登録という名称になります。
お近くのバイク屋で入れますので加入する人は早めにしておきましょう。
盗難保険
盗難保険は文字通り
バイクば盗まれた時に保障される保険になります。
これも心配な方は是非加入しておいてください。
ロードサービスも付帯するサービスもあるので加入しておくと安心です。
任意保険
任意で入る自動車保険のことになります。
自賠責保険だけでは賄いきれない幅広い保障を受けられるので加入しておくと安心です。
※↑バイク保険の比較サイトです。複数の保険会社からあなたにピッタリの保険が選べます。興味のある人は見積もりだけでもやってみてください。
ファミリーバイク特約
もし家族で自動車保険に加入している人がいればその保険へ特約を付けることができます。
ファミリーバイク特約というもので家族が乗る原付まで保障を広げることができます。
少しの金額負担で済みますので是非保険会社にお問い合わせください。
原付の譲渡 まとめ
- 【ゆずる君】はナンバーの廃車手続き
- 【もらう君】はナンバーの登録手続き
- 同じ市区町村内なら名義変更手続き
- 自賠責保険も忘れずに加入する
- 防犯登録、盗難保険、任意保険も忘れずに
以上が原付の譲渡方法の解説になります。
長文読んでいただきありがとうございました。
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