原付スクーターのマフラー交換。外し方・取り付け方と注意点|50cc車種別

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原付のマフラー交換をやってみようと思ったあなた。 簡単なやり方や注意点をメーカー車種別に解説します!

原付マフラーの外し方,取り付け方

このページの目的は・・・ 簡単な原付スクーターのマフラー外し方を知る 絶対守るべき4つの注意事項を知る 取り付け方も知りマフラー交換ができるようになる 以上です。最後までご覧下さい。
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ご紹介する車種

原付の代表的な車種をメーカー別に解説していきます。 ホンダ トゥデイ(AF61/67) ディオ(AF62/68) ジョルノ(AF70)
トゥデイ

HONDA トゥデイ

HONDA ディオ

ホンダ ジョルノ

ジョルノ(AF70)

ヤマハ ジョグ(SA36J/SA39J) ビーノ(SA26J/SA37J) VOX(SA31J)
ヤマハ JOG50

YAMAHA ジョグ

ビーノ

YAMAHA ビーノ

VOX

ヤマハ VOX

スズキ レッツ4(CA41A/CA45A/CA46A) レッツ5(CA47A) アドレスV50(CA42A/CA44A)
レッツ4

SUZUKI レッツ4

SUZUKI アドレスV50

以上の車種になります。 自分の原付はありましたでしょうか? 型式(AF61やSA36J)は車台番号の最初の文字です。 自分のバイクの型式がわからない人は自賠責保険の書類などで確認してください。

マフラー交換,共通の注意事項4つ

  1. マフラーは高温です、火傷注意
  2. 取り付けボルトは錆びてます、必ず潤滑油を使用すること
  3. マフラーは重量のある部品です、落として壊さないように注意
  4. ボルトやガスケットをなくさないように注意

注意1 火傷に気をつけて!

走行直後のマフラーは非常に高温になり軍手などをしていても火傷する恐れがあります。 充分に冷えた状態で作業するようにお願いします。

注意2 ボルト折れやすいです!

常に高温にさらされているマフラー固定ボルトは錆びや腐食で固着しています。 必ずラスペネなどの潤滑油を浸透させから作業してください! 安易にボルトを緩めるとネジの強度よりも固着が強い場合、ネジが折れてしまいます。

注意3 外したマフラー落とさないで!

マフラーは重量のある部品ですので落下させないように注意してください。 エキパイ部分は非常に細く繊細ですので「落として折れた」なんてことがないように気をつけてください。

注意4 細かい部品無くさないで!

マフラーとエンジンを結合する部分にはガスケットが必ず付いています。 何かの拍子に落として失くさないように気をつけてください。

HONDAスクーター マフラーの外し方

ホンダ ジョルノ 最初にご紹介するのはホンダのスクータです。 トゥデイ、ディオ、ジョルノなどの方参考にしてください。

必要なモノ

  • ラチェットレンチ
  • 12mmと10mmのソケット(エクステンションバーがあると便利)
  • ラスペネ
  • 軍手
基本的に上の5点で作業ができますが、もしエアインパクトレンチがあるとリスクをかなり回避できます。 ※オススメのラチェットセットになります。各ソケットとエクステンションバーも付属してますのでマフラー交換以外でも色々活躍してくれます。KTCの工具は私も好きで使っていますが、価格が少々高いです。『たまに原付いじりに使う』くらいでしたらSK11の工具でも充分です。 ※バイク整備には無くてはならない絶対的存在。一度使うと普通の潤滑剤には戻れません!こちらはご家庭にピッタリのミニサイズのラスペネなのでオススメです。 

マフラーを外す手順

  1. ラスペネをしっかりと浸透させる
  2. 固定ボルト2本を外す
  3. エンジン接合部分のナットを2本外す
  4. マフラー本体を車体から取り外す
おおまかにこの4工程になります。

1、潤滑剤をかけて浸透させる

ネジ部分に浸透するようにたっぷりかけてください。

ラスペネをかける意味は楽にネジを回したいからではありません。 【固着したネジを折らないため】 この1点だけです。 私も何百、何千とマフラーを外してきましたがこの潤滑剤をかける工程を省くとろくなことにはなりません。 固着したネジは簡単に折れてしまい大変な事になります。 この工程は省略せずにたっぷりと時間とラスペネを使って潤滑してから行ってください。

2、マフラー固定ボルトを外す

最初に外すのはマフラーの横のネジになります。 サイズは12mmの六角ボルト2本で緩めるだけなんですが・・ このボルト マジで折れやすいです!!

ラチェットに12mmのソケットを付けて緩めるのですが・・・

ラスペネかけても折れることある

ここのボルトは本当に本当に注意して外す必要があります。 固着しているボルトを安易に緩めるとネジの頭だけが捻じれてしまい折れます。 ラスペネをかけ浸透させるのは当然ですができればこの方法を使うとリスクがかなり軽減できます。

エアインパクトを使って一気に緩める

固着しているボルトを緩めるコツとして 【強く速く一気に回す】 ことが重要です。 それを可能にするのがエアインパクトレンチです。 しかも生半可なものではなく高トルクの強力なインパクトが望ましいです。 ラスペネをしっかりと浸透させてインパクトで一気に緩めると98%くらいは取れます。 残りの2%は?と思ったあなた・・ そうです・・折れます! ただここまでして折れたのでしたら諦めがつくと言うものです。 ※当店でも使っているエアインパクトです。驚きのハイトルクでその割りに安価なのでオススメします。エアコンプレッサーをお持ちの人は1本あると捗ります!

ボルトを緩めたら完全に取らない

ボルトが無事緩んだら完全に取ってしまわずに残しておきましょう。 理由はマフラーの重さをボルトで支えてないとエキパイ部分が折れてしまう恐れがあるからです。 ボルトは何回転か緩めた状態で先に進みましょう。

3、エンジン側の取り付けナットを外す

横のボルトば緩んだら今度はマフラー根元のネジを外します。 こちらは横のボルトと比べるとトラブルは多くありませんが必ずラスペネは浸透させてください。

ラチェットに10ミリをセット

エクステンションを付けて延長させると作業しやすいです。

ラチェットレンチに10mmのソケットを付けて緩めるだけです。 ナットは2本付いていますので両方外します。 外したナットはなくさないように注意してください。

4、マフラー本体を車体から外す

根元のナットを完全に取ったら、先ほど残しておいた横のボルトも外します。 この時にマフラーが落ちないように手で支えながら行ってください。 エンジン側にはスタッドボルトが出ていますのでこれをかわす要領で車体から外します。

エンジンから伸びるスタッドボルトをよけるようにスライドさせてください。

ガスケットをなくさないように注意

マフラーの根元にはガスケットが付いています。 何かの拍子にポロっと落としてなくさないように注意してください。
補足
マフラーガスケットとはエンジンとマフラーの接合部分に付く部品で輪っかのような形状をし、排気漏れを防ぐ役割をします。マフラー交換時は原則新品交換です。 ※やむを得ずガスケットを再利用する場合は排気漏れがないかチェックしてください。
これで無事車体からマフラーが取れました。
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マフラーの取り付け方

取り付けは基本的に外しの逆をするだけなので簡単です。 ただし、いくつか注意事項がありますので解説していきます。

注意 インパクトは絶対に使わない!

外す工程ではインパクトで一気に緩めることをオススメしました。 しかし、締めるときは絶対にインパクトは使わないでください。 インパクト禁止! もしインパクトで締め込んだらネジが舐めきって永遠にしまらないボルトになってしまいます。

注意 エンジン結合部分はキッチリ合わせる

エンジンとマフラーの結合部分はガスケットが入りキッチリと収まるようになっています。 しっかりと結合部分が収まってないと排気漏れの原因になりますのでキッチリ形を合わせてください。

注意 ネジは一気に締めずにまんべんなく締めていく

ネジを締める時は1本のネジを目一杯締めるのはよくありません。 4本のネジを順番にバランスよく少しずつ締めて行ってください。

注意 締めすぎに注意

あまり整備に慣れていない人はネジを締めすぎてしまう傾向があります。 ネジを力任せに締めてしまうとボルトが折れたり、ネジ山が舐めたり壊してしまいます。 もちろん緩いのも良くないのですが締めすぎにも注意してください。 整備に慣れていない人ほどトルクレンチを使うことをオススメいたします。
補足
トルクレンチとは決められたトルクで締めつけを行う際に使う工具で、指定したトルクまで締め込むと音や、感触で合図をだし締め付け完了を知らせてくれます。 ※原付整備にはコンパクトなキタコのトルクレンチがオススメです。
以上がホンダのマフラー外し方・付け方のご紹介になります。 くれぐれも慎重に作業を行い、無理だと思ったら諦めてバイク屋さんにお願いする決断も時には必要です。

YAMAHAスクーター マフラーの外し方

ヤマハ JOG50 お次はヤマハのジョグ、ビーノ、VOXなどのスクーターです。

必要なもの

  • ラチェットレンチ
  • 12mmのソケット
  • ラジオペンチ
  • マイナスドライバー
  • ラスペネ
  • 軍手
※オススメのラチェットセットになります。各ソケットとエクステンションバーも付属してますのでマフラー交換以外でも色々活躍してくれます。KTCの工具は私も好きで使っていますが、価格が少々高いです。『たまに原付いじりに使う』くらいでしたらSK11の工具でも充分です。 ※バイク整備には無くてはならない絶対的存在。一度使うと普通の潤滑剤には戻れません!こちらはご家庭にピッタリのミニサイズのラスペネなのでオススメです。  基本的に上の6点で作業ができますが、やはりエアインパクトレンチがあるとリスクを回避できます。 ※当店でも使っているエアインパクトです。驚きのハイトルクでその割りに安価なのでオススメします。エアコンプレッサーをお持ちの人は1本あると捗ります!

マフラーを外す手順

  1. ボルト・ナットにラスペネをしっかりと浸透させる
  2. 排気バイパスのチューブを外す
  3. 固定ボルト2本を外す
  4. エンジン接合部分のナットを2本外す
  5. マフラー本体を車体から取り外す
ヤマハ車はこの5工程になります。

1、潤滑剤をかけて浸透させる

前章の内容と重複しますがご了承ください。 ラスペネは 【固着したネジを折らないため】 にたっぷりと浸透させてください。 この工程を省くと固着したネジは簡単に折れてしまい大変な事になります。 手抜きをせずに必ず行ってください。

2、排気バイパスのチューブを外す

ヤマハ系のスクーターには排ガス浄化用の排気バイパスのチューブが付いています。 クリップをラジオペンチで外しゴムチューブを抜きます。

まずはクリップを外します。

クリップをラジオペンチで掴みます。

こんな感じにずらします。

やさしく掴んでこじりながら抜きます。

ホースがとれました。

3、マフラー固定ボルトを外す

次に外すのはマフラーの横のネジです。 12mmの六角ボルト2本で緩めるだけですが固着している可能生があるので注意してください。

ラスペネをしっかり浸透させる

ここのボルトはマジで注意して外す必要があります。 固着しているボルトを安易に緩めると簡単に折れます。 ラスペネをかけ浸透させるのは当然ですができればインパクトを使って一気に回すとベストです。

できればエアインパクトを使う

固着しているボこルトを緩めるコツとは 【強く速く一気に回す】 これが重要です。 それを可能にするのがエアインパクトレンチです。 しかも生半可なものではなく高トルクの強力なインパクトが望ましいです。 ラスペネをしっかりと浸透させてインパクトで一気に緩めるとほとんどのネジは折れずに緩みます。

ボルトを緩めたら完全に取らない

ボルトが無事緩んだら完全に取ってしまわずに残しておきましょう。 理由はマフラーの重さをボルトで支えてないとエキパイ部分が折れてしまう恐れがあるからです。 ボルトは数回転くらい緩めた状態で先に進みましょう。

3、エンジン側の取り付けナットを外す

横のボルトが緩んだら今度はマフラーの根元ネジを外します。 こちらは横のボルトと比べるとトラブルは多くありませんが必ずラスペネは浸透させてください。 ナットは2本付いていますので両方外します。 外したナットはなくさないように注意してください。

12mmのソケットをラチェットにセットして緩めます。

4、マフラー本体を車体から外す

根元のナットを完全に取ったら、先ほど残しておいた横のボルトも外します。 この時にマフラーが落ちないように手で支えながら行ってください。 エンジン側にはスタッドボルトが出ていますので下に下ろして抜く要領です。

ガスケットをなくさないように注意

落ちそうになっているガスケット

ヤマハのマフラーガスケットは非常に落としやすいです。 大抵はエンジン側に残って張り付いているのですが作業中に気づいたら地面に落ちていることが多いです。

作業している間に地面に落ちているガスケット。

ガスケットはなくさないように注意してください。
補足
マフラーガスケットは原則新品交換です。やむを得ず再利用する場合はよくチェックして排気漏れなどがないように注意してください。
これで無事車体からマフラーが取れました。

マフラーの取り付け方

取り付けは基本的に外しの逆をするだけなので簡単ですがやはりいくつか注意事項があります。

注意 インパクトは絶対に使わない!

取り付けではインパクトは絶対に使わないでください! インパクト禁止!

注意 液体ガスケットをのりとして使う

出来ればガスケットは新品にする。

エンジンとマフラーの結合部分はガスケットが入ります。 ただヤマハのスクーターはガスケットが落ちやすいのでガスケットに液体ガスケットを塗ってエンジン側にくっ付けると楽に作業ができます。

液体ガスケットを新品のガスケットに塗ります。

のり代わりなのでたっぷりと塗ってください。

エンジン側にくっつけておきます。

※家庭で使う場合このくらい小さなサイズがオススメです。

注意 ネジは一気に締めずにまんべんなく締めていく

ネジを締める時は1本のネジを目一杯締めるのはよくありません。 4本のネジを順番にバランスよく少しずつ締めて行ってください。

注意 締めすぎに注意、

ネジを力任せに締めてしまうとボルトが折れたり、ネジ山が舐めたりして壊してしまいます。 もちろん緩いのも良くないのですが締めすぎにも注意してください。 できればトルクレンチを使うのがベスト

トルクレンチ

補足
トルクレンチとは決められたトルクで締めつけを行う際に使う工具で、指定したトルクまで締め込むと音や、感触で合図をだし締め付け完了を知らせてくれます。 ※原付整備にはコンパクトなキタコのトルクレンチがオススメです。
以上がヤマハのマフラー外し方・付け方のご紹介になります。

SUZUKIスクーター マフラーの外し方

最後はスズキのスクーターです。 レッツ4、レッツ5、アドレスV50、パレットなどになります。

必要なもの

O2センサー付き車はこの他に17mmのスパナ・ドライバー・10mmソケットが必要。

  • ラチェットレンチ
  • 12mmのソケット
  • 5mmのヘキサゴンソケット(ロング)
  • 17mmのスパナ(O2センサー付き車のみ)
  • ラスペネ
  • 軍手
※オススメのラチェットセットになります。各サイズソケットとエクステンションバーも付属してますのでマフラー交換以外でも色々活躍してくれます。KTCの工具は私も好きで使っていますが、価格が少々高いです。『たまに原付いじりに使う』くらいでしたらSK11の工具でも充分です。 ※バイク整備には無くてはならない絶対的存在。一度使うと普通の潤滑剤には戻れません!こちらはご家庭にピッタリのミニサイズのラスペネなのでオススメです。? 基本的に上の6点で作業ができますが、もしエアインパクトレンチがあるとリスクをかなり回避できます。

ヘキサゴンのソケットは5mmサイズのロングです。(型式によって6mmも有り)

ロングじゃないと作業が難しいです。

このサイズでピッタリです。 ※年式によって6mmサイズの型式もありますので注意です。

マフラーを外す手順

  1. ラスペネをしっかり浸透させる
  2. 固定ボルトを緩める
  3. エンジン接合部分のナットを2本外す
  4. マフラー本体を車体から外す
おおまかにはこの4工程になります。 ※O2センサー付きのマフラーの場合センサーの取り外しも必要になります。

1、潤滑剤を浸透させる

潤滑剤は固着したネジを折らないために使います。 たっぷりと時間とラスペネをかけてください。

2、マフラー固定ボルトを緩める

次に外すのはマフラーの横のネジです。 12mmのボルト2本を緩めるだけですが固着している可能生があるので注意してください。

できればエアインパクトを使う

固着しているボルトを緩めるコツは 【強く速く一気に回す】 これが重要です。 それを可能にするのがエアインパクトレンチです。 ラスペネをしっかりと浸透させてインパクトで一気に緩めるとほとんどのネジは折れずに緩みます。 ※当店でも使っているエアインパクトです。驚きの高トルクの割りに安価なのでオススメします。エアコンプレッサーをお持ちの人は1本あると捗ります!

ボルトを緩めたら完全に取らない

ボルトが無事緩んだら完全に取ってしまわずに1本は残しておきましょう。 理由はマフラーの重さをボルトで支えてないとエキパイ部分が折れてしまう恐れがあるからです。 ボルトは数回転くらい緩めた状態で先に進みましょう。
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3、根元側のナットを外す

スズキの取り付けナットはヘキサゴン型の特殊な形状をしています。 5mmのヘキサゴンのソケットをラチェットに付けて回していきます。 ※年式によって6mmヘキサの場合有り 場所が奥まっているので出来ればロングのヘキサゴンを用意してください。

奥まった場所にナットがあるのでロングビットを用意してください。

外したナットは無くさないように気をつけてください。

O2センサーのカプラーを外す

O2センサー

O2センサーなし車は飛ばしてください。 エキパイ部分になにやら配線が付いた太いボルトのような物体がある方、 それがO2センサーです。 マフラーを外す場合はこれも外さないといけません。

O2センサーを外すための工具です。ドライバー系と17mmのスパナ。

O2センサーは配線のカプラーを外す必要があります。 カプラーはメットインボックスの下に配置されています。

まずはメットインボックスを外します。

赤丸のボルトを外します。

赤丸の2つのボルトと給油キャップを外します。

サイズの合うドライバーを使ってください。

ドライバーで緩めて外すだけです。

給油キャップ下のゴムカバーも外します。

ボルトと給油キャップ等を外したらメットインボックス本体を取り外します。 このときに水抜き用のホースが接続されているのでこれも外します。

ホースがメットインボックスの裏に接続されています。これを外してからメットインボックスを取り外します。

外れたホース。

これがO2センサーのカプラーです。

2つの結束バンドを外します。

手でストッパーを持ち上げると外れます。

後はカプラーを外すだけ。とれました!

O2センサーの配線を抜き取りマフラーを車体から取り外します。

ようやく取れました!

O2センサーをマフラーから外します。

17mmのスパナで回します。固着して硬いので気をつけて作業してください。

この辺まで緩めば後は手で回ります。

取れました! 

4、マフラー本体を車体から外す

根元のナットを完全に取ったら、先ほど残しておいた横のボルトも外します。 この時にマフラーが落ちないように手で支えながら行ってください。 エンジン側にはスタッドボルトが出ていますので下に下ろして抜く要領です。

※マフラー根元が外れにくい場合

ボルト、ナットをすべて外して後はマフラーを取り外すだけの段階で困ってしまうことがあります。 それは根元の部分が中々取れてくれない場合です。 マフラーのエキパイ根元とエンジンの接合部分はスタッドボルトになっているので下に抜くだけで本来は取れてきます。 ただそのスタッドボルトが曲がっていたりするとマフラーが取れにくい状態になってしまうことがあります。

スタッドボルトの曲がりを修正する

私がその状態のスズキ車に出会ってしまったらスタッドボルトの曲がりを修正してマフラーを取ります。 具体的にはスタッドボルトが外側に広がってしまっていることが多いので内側に少しだけ戻してあげます。 ただこれは加減が難しいので整備に慣れてない方などはあまり無理をせずにバイク屋さんなどに依頼することをオススメします。

マフラーの取り付け方

取り付けは基本的に外しの逆をするだけなので簡単ですがやはりいくつか注意事項があります。

注意 インパクトは絶対に使わない!

取り付けではインパクトは絶対に使わないでください。 インパクト禁止!

注意 液体ガスケットをのりとして使う

出来ればガスケットは新品に。

エンジンとマフラーの結合部分はガスケットが入ります。 スズキのスクーターはガスケットが落ちやすいのでガスケットに液体ガスケットを塗ってマフラー側にくっ付けると楽に作業ができます。

液体ガスケットをたっぷりと塗る。

マフラー側に付けて車体に装着する。

※家庭で使う場合このくらい小さなサイズがオススメです。

注意 ネジは一気に締めずにまんべんなく締めていく

ネジを締める時は1本のネジを目一杯締めるのはよくありません。 4本のネジを順番にバランスよく少しずつ締めて行ってください。

注意 締めすぎに注意、

ネジを力任せに締めてしまうとボルトが折れたり、ネジ山が舐めたりして壊してしまいます。 もちろん緩いのも良くないのですが締めすぎにも注意してください。 できればトルクレンチを使うのがベストです。
補足
トルクレンチとは決められたトルクで締めつけを行う際に使う工具で、指定したトルクまで締め込むと音や、感触で合図をだし締め付け完了を知らせてくれます。 ※原付整備にはコンパクトなキタコのトルクレンチがオススメです。
以上がスズキのマフラー外し方・付け方のご紹介になります。

マフラーの外し方、取り付け方 まとめ

  • 火傷など4つの注意事項を守る
  • ラチェットや各サイズのソケットなど工具が必要
  • 潤滑油を使い固着ボルトを折らないように
  • インパクトは緩める時に使うとボルト折れを防げる
  • でも締める時は絶対にインパクトは禁止
  • 緩いのもダメだけど締めすぎには注意
以上がマフラーの外し方、取り付け方の解説になります。 くれぐれも怪我に注意して無理をしないようにしてください。

マフラー交換に必要なもの あると便利なもの まとめ

ラチェット ※オススメのラチェットセットになります。各サイズソケットとエクステンションバーも付属してますのでマフラー交換以外でも色々活躍してくれます。KTCの工具は私も好きで使っていますが、価格が少々高いです。『たまに原付いじりに使う』くらいでしたらSK11の工具でも充分です。 固着ネジにラスペネ ※バイク整備には無くてはならない絶対的存在。一度使うと普通の潤滑剤には戻れません!こちらはご家庭にピッタリのミニサイズのラスペネなのでオススメです。 エアインパクトレンチ ※当店でも使っているエアインパクトです。驚きのハイトルクでその割りに安価なのでオススメします。エアコンプレッサーをお持ちの人は1本あると捗ります! マフラーガスケット ホンダ系 ヤマハ系 スズキ系 トルクレンチ ※原付整備にはコンパクトなキタコのトルクレンチがオススメです。 液体ガスケット ※家庭で使う場合このくらい小さなサイズがオススメです。 エアコンプレッサー ※非常に静かでパワフルなコンプレッサー。この静かさでしたら家庭での使用にもピッタリ。高価ですがパワフルで一台あると整備の幅が一気に広がります。 ヘキサゴンソケット 5mm 6mm ※スズキ系マフラー根元のナット外しに必要なロングヘキサです。ほとんどの年式が5mmサイズですが一部6mmの型があります。  
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監修者 二輪自動車整備士仙台ライダース 代表
二輪自動車整備士2級
大型二輪免許
二輪業界歴22年以上
愛車:セロー225
車歴:DIO50 C100 DT125 カブ CB125など17車種
Youtube:げんチャんねるのカメラマン
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