恐怖!バイクが・・走行中に・・・止まらない!!

  • 原付を知る・乗る
  • 原付トラブル

スロットルが走行中に凍る!?原付が暴走!?

スロットル(アクセル)が走行中に突然戻らなくなり、バイクが暴走する、そんな恐怖を味わったことはあるでしょうか?

寒冷地の原付ライダーの皆様は冬前に必ずお読みください!

めっきり寒くなってきました。 仙台原付バイクライダーには少し厳しい季節です。 冬の時期、人知れず起っているこの事件を知っているでしょうか? そうっ『スロットル凍結事件です!』  

スロットル凍結はこうして起こる。

最低気温がマイナス3度のある日→ 俺の原付アクセル全開走行中→ スロットルケーブルがこっそり凍る発進のときは普通だったのに走行途中にこっそり凍る!→ 前方の信号が赤になりスロットルをもどし減速をはじめる→ こっそりスロットルは凍結済み、スロットルが戻らない!→ パニック!パニック!パニック!→ アクセルもどしてもエンジンうなり続ける!→ アクセルはあきらめて鬼の力でブレーキを握る!→ エンジンはうなる!ブレーキから煙あがる→ 交差点直前でなんとか停止・・・すかさずキーをOFF・・助かった・・・ 『路面が凍結してたら・・・大惨事・・』   スロットル(アクセル)が突然戻らない場合、自分が操作して予測する動作とバイクの動きが逆になります。 つまり思いもよらない動きをバイクがするので、バランスを崩しその場で転倒してしまうこともありえます。 上の例は反射神経、運動神経に優れた若者の場合なので、私どもおっさんなら即転倒の可能性が大です。

アクセルのケーブル部分が凍ることが多いです。

スロットルが戻らないとは厳密に言いますとスロットル(右手で回す部分)が凍るのではなくその先のケーブルが凍ることが多いです。 つまりスロットルはスカスカ動くけどケーブルが動いていないためエンジン回転数が下がらない状態になります。

気温がマイナス2度を下回るときは特に注意!

バイクは走行中もろに風を受けて走ります。時速36キロで走るバイクは風速10メートルの風を受けているに等しいと言われています。つまり停止中には凍ってなかったケーブルが氷点下の強風を受けてガンガンに冷やされ走行中に凍ってしまうのです。冷え込む朝、晩は特に注意が必要です! 氷点下で起こる危険を詳しくまとめたページがありますので良かったらご覧ください。 寒い日、原付に起こる3つの危険

冬にスロットル凍結をおこさないために

・バイクを雨ざらしにしない ・スロットルを一定に保たない(走行中あえてアクセルの開閉を繰り返す) ・アクセルに重さを感じるようになったらグリスアップ、または交換! ・あまりにも寒い朝晩は原付をあきらめることも時には必要。

バイクが濡れた日やその次の日は特に注意が必要です。

当店オススメのバイクカバーです↓ トルナは安価なので必要最低限の品質。 ヤマハのカバーは、職人縫製の日本製。

スロットル凍結に万が一巻き込まれたら

・今日の寒さは異常だなと思ったら心構えだけはもっておく ・焦らない、けして焦らない ・体勢をくずさないように注意しながらブレーキでなんとか減速する ・隙をみてキーをOFFにする 『走行中にスロットルが凍って止まらなくなる』そんなことが起こる事を知っているだけでだいぶ違います。 自分の身にも起こるかもしれないと思い心構えだけはしておいてください。 スロットルの動きが悪くなったら迷わず部品を交換して未然に防ぐようにしましょう。 (部品が新品でも凍るときは凍ります。ただ錆びかけて動きが渋くなっていたりケーブル内部に水が入り込んだりしていると特に起こりやすいので部品を交換して緩和する可能性はあります。)

ホンダの古いスクーターで起こりやすい!

構造の違いかと思いますがホンダのスクーターで起こることが多いです。 特にスーパーディオ(AF27系)とライブディオ(AF34系)が多いので注意してください。 最近は4スト系のスクーター(トゥデイやズーマー)での報告も増えてます。

最近ズーマーでの凍結報告がありました。

トゥデイも今シーズン凍結報告を受けております。

 
ホンダ ディオ

2ストのディオは昔から凍結報告が多いです。ライブディオ、スーパーディオなどです。

万が一の事なのでむやみに怖がる必要はないですが・・

色々な要因が重なって希に起こるレアケースです。 必要以上に怖がることはありませんが、記憶の片隅にでも留めていただければと思います。 原付バイク専門店 仙台東ライダース
原付ライダーに役立つ情報配信中!
Twitterで簡単メンテ法やハウツー動画など配信中! 原付ライダー宛てのお役立ちツイートなので気軽にフォローお願いします!
  関連記事 氷点下になったら乗る前に読むページ 原付の冬タイヤ交換 価格表 スパイクタイヤとスタッドレス どっちがいい?  
img
監修者 二輪自動車整備士仙台ライダース 代表
二輪自動車整備士2級
大型二輪免許
二輪業界歴22年以上
愛車:セロー225
車歴:DIO50 C100 DT125 カブ CB125など17車種
Youtube:げんチャんねるのカメラマン
関連記事
この記事をシェア

恐怖!バイクが・・走行中に・・・止まらない!!” に対して8件のコメントがあります。

  1. Serizawa shigeru より:

    私も今朝ホンダライブDIOが暴走しました。アクセル全開状態で戻りません。ブレーキかけても砂利道で路面を空回りするだけで一向に減速しません。スピードが出過ぎて道路を曲るなんてとても無理。最後は砂利道で転倒したまま後輪はうなりを上げて廻っていました。やっとエンジンスイッチを切って停まりました。バイクの前面を破損し手首をねん挫しました。周りに人がいなかったこと、広い公道だったことで大事に至らなかったのですが、恐怖の瞬間でした。また始めての経験でした
    原因は、12月早朝の出来事でスロットルワイヤーが凍結してたのか、しばらく乗ってなかった、ウェスをブレーキオイルが垂れてくるのを防ぐため右ハンドルのそばに突っ込んでいた、これらかなといまから想像してます。

    原チャリは車検もなく自己メンテで乗ってますが、メンテといっても素人にできることは限りがあります。また分解してのメンテはよほどのことがないとしません。でもこれじゃバイク乗る資格ないなと思いました。グリスアップとか素人でもできる最低限のバイクメンテを心がけなきゃいけないと思いました。

    ホンダの古いバイクで起こりやすいというのが自分の乗ってるバイクと一緒なのでついコメントし体験談まで書かせてもらいました。

    1. gentuki819 より:

      コメントありがとうございます。

      体験談を投稿いただきましてありがとうございます。
      お怪我は大丈夫でしょうか。
      投稿者様の体験談を多くの方に読んでいただき危険を事前に防げるようにしていきたいと思います。

      コメントありがとうございました。

  2. Yone より:

    2018/01/25にち横浜市が-2.8になった時に、急いでいたので暖気をせず、走行し停止した時点で回転数が、上がりっぱなしになりエンジンを切ってから再度掛け直すと急発進その際に転倒、何もない道だったので大事には至りませんでしたが、大きな道なら大事故になるところでした。
    型式 SUZUKI アドレスV125G K9
    上記になります。皆さん気をつけてください。

    1. gentuki819 より:

      コメントありがとございます。

      貴重な体験談を投稿いただきましてありがとうございます。
      お怪我はなかったでしょうか。

      アドレスV125の凍結暴走は聞いたことがなかったので驚きました。
      50ccでもとても危険なのに125ccのアドレスが暴走したらコントロールは不可能ですね。
      LINE@などでもスロットル凍結の注意喚起はしてきましたがより多くの皆様に伝えていけるように生かしていきたいと存じます。

      コメントありがとうございました。

  3. 北斗 より:

    今、自爆して押して帰って来ました。中古車で買ったばかり。さすがに凹んでます。怪我はアゴに擦り傷だけで済みました。アゴも痛いが修理代の方がもっと痛いですね?皆さんも気を付けて下さい。もっと早く知っていたら良かった…

    1. gentuki819 より:

      コメントありがとうございます。

      貴重な体験談を投稿いただきましてありがとうございます。
      お怪我をされたようでお大事になさってください。

      投稿者様の体験やご意見を生かしてこのような事故を未然に防げるように注意喚起をさらに広めていきたいと思います。

      コメントありがとございました。

  4. ShitenN より:

    私も本日、アクセルワイヤーが凍結。しまいにはエンジンすらかからなくなり自宅まで8キロの道のりを歩いて帰ってきました。厚着をしていなければ凍え死んでいたことでしょう。
    また、普段からフルスロットルで走行していないので、ハーフスロットルでの凍結で大事には至りませんでしたが
    皆さんもお気をつけください。

    1. gentuki819 より:

      コメントありがとうございます。

      大変な状況のなか冷静な判断で大事には至らずになによりです。
      日頃からの好習慣が功を奏したようで、ライダーの鏡ですね!

      こちらでもSNSなどで注意喚起をしておりますがまだまだ足りません。
      ページのほうで可能性がある車種を紹介しさらなる注意喚起に役立てたいと思いますので、差支えなければお乗りの車種を教えていただけないでしょうか。

      よろしくお願いいたします。

コメント

MENU

お問い合わせ・相談する
Contact

お問い合わせ

原付のことでお困りになっていることはありませんか?

原付のことなら何でもお気軽にご相談ください。