原付のマフラー塗装、簡単な方法と注意点。オススメ耐熱スプレーなど
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2024.09.15
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原付のマフラー塗装のやり方
マフラーは長期消耗品と呼ばれます。 長年使っていると徐々にサビてきて最後は穴が開いてしまいます。 そのサビの進行を遅らせるためにマフラーの再塗装はとても有効です。目次
マフラー塗装の手順

- マフラーを車体から取り外す
- マフラーのサビを落とす
- マフラーに耐熱塗装をする
- 乾燥させる
- 車体に取り付ける
- 加熱乾燥させる
1、マフラーを車体から外す

2、マフラーのサビを落とす


カバー類を取り外す。
カバー類を外す
ヒートガードなどのカバー類を外します。

サビ落とし道具

ボンスター、紙やすり、ナイロンたわし、ワイヤーブラシ

グラインダーで一気に!?
マフラー全体を擦り、表面を削り取る
まずボンスターで汚れと軽いサビを落としていきます。

酷いサビや時間短縮したい場合はグラインダー
状況に応じてワイヤーブラシなども使う
サビが酷い場所はワイヤーブラシや紙やすりなどを使いしっかりとサビを削り落とします。 ナイロンたわしは汚れ落としからサビ落としまでオールマイティーに使える便利な奴です。 マフラー全体の汚れ、サビをくまなく落とすまで根気よく擦ってください。
サビを落とした状態。写真わかりにくいですね(汗)

全体的に汚れ落とし、サビ落としが終わったマフラー
3、マフラーに塗装をする

マフラー塗装は耐熱塗料
マフラーは超高温になる部品なので耐熱の塗料を使用します。 けして普通のラッカースプレーなどで塗装しないでください。 ドロドロに溶けて目も当てられない状態になりますのでwwオススメ塗料

ワコーズ社の耐熱塗料スプレー

- 塗料の付きが良く,その上垂れにくいいので塗装が簡単
- 色とつや消し感が自然で純正のような仕上がり
- 耐久性が高く塗装の持ち錆止め効果が抜群
価格は高いが名品です
値段は「はっきり言って高いです」 でも価値はそれ以上にあります! 逆に安い適当な塗料で塗るくらいなら塗らなくていい! そう思えるほど仕上がりが違います。 是非使ってみてください。 当店でも販売していますが、アマゾンなどで簡単に買えます。リンク
ダンボール等でブースを作る
塗装にはゴミや水分・油分は天敵です。 それらがあたらないようにダンボールなどで簡易的なブースを作ります。 もしダンボールもない人は新聞紙などでもかまいませんが塗料は予想以上に飛散しますので注意してください。
ダンボールで簡易的なブースをつくる
缶はよく振る!
スプレーする前にしっかりと缶を振ります! これ以外と大事なので、これでもかってくらいカラカラ振ってから塗ってください。20センチ離してスプレーする

20~30センチほど離して薄く満遍なく塗ります。
横移動しながらスプレーする

横移動しながらスプレーします

スプレーしている間は止まってはいけません。

エキパイ部分もすべての方向から塗ります。
裏→表の順番で塗装する
塗装するのはマフラーの裏からにしてください。 理由は目立ちにくい裏で試し塗りをして練習をする。 それと表の塗装面を地面に付けないようにするためです。 ※吊るせるような塗装ブースを用意できる方は順番を気にする必要はありません。乾燥したらひっくり返す
裏面の塗装がすべて終わったら20分程度乾燥させます。 ワコーズの耐熱ブラックは乾燥も速いのでよほど寒くなければ20分で表面の乾燥は充分です。 ※完全乾燥ではありませんので扱いはやさしくして必要以上に触れないでください。 乾燥したらひっくり返して表面の塗装も同じ要領で行います。
表面の塗装も満遍なく行います。

塗り終わった直後のマフラー。

鉄製のヒートガードは一緒に耐熱塗装してかまいません。

乾くと綺麗なつや消しになります。
4、乾燥させる
ワコーズの耐熱塗料はとても塗りやすい塗料であると同時に乾きがとても速いです。 夏場で20分程度、冬でも60分程度で触れる程度の乾燥はされます。 ただ耐熱塗料は150℃以上の高温で加熱することで効果塗膜を形成するものです。 ここでの乾燥はあくまでも表面的な乾燥となります。5、車体に取り付ける

赤子を抱くが如くやさしく

6、加熱乾燥させる
耐熱塗料は加熱乾燥させることで初めてその実力を発揮します。 加熱乾燥は150℃~600℃で1時間行います。 ・・・無理じゃね?・・・・ そう思ったアナタ、正解です。 普通のご家庭では無理です。バーナーやオーブンで焼く!?
ご家庭でできる方法としてガスバーナーで炙る方法がありますがこちらもオススメしません。 温度調整が難しく、満遍なく熱を入れるのは不可能に近いです。 オーブンで焼く方法も考えられますが家のオーブンのマフラー入ります? 無理です!取り付けて走るのが現実的

30分~1時間しっかり走行加熱する

マフラーの耐熱塗装 まとめ
- 車体からマフラーを外す
- 汚れ・サビ落としは念入りに
- 耐熱塗料はワコーズがオススメ
- 横移動しながら満遍なく塗る
- 表面乾燥したら取り付ける
- 走行して加熱乾燥
使用した品々
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