原付は驚くほど低燃費!?
原付バイク・スクーターの燃費はとても良いと言われています。
『実際どのくらい走るの?』
このページでは
メーカー発表のカタログ値
公道走行時の現実的な実燃費
この両方を紐解きながら
原付の【ほんとの燃費】
についてご紹介します。
最近の原付は特に燃費がいい!?

こちらの原付はスズキのレッツ4です。
最近のスクーターは昔に比べて燃費がかなり良くなっています。
メーカー発表のカタログ値を見ますと
リッター70キロ前後の車種が多いです。
昔のスクーターはカタログ値で40~60キロ程度でしたのでかなり向上しています。
(その反面馬力は落ちてしまっているのも事実です。)
リッター70キロとは・・
1リットルのガソリンで70km走る
という意味なので脅威的な数値ですね!
『ハイブリットカーもひれ伏す低燃費性能です!』
原付スクーター 燃費一覧表
では代表的なスクーターの燃費値をみてみましょう。
HONDA | カタログ値 (30km/h) |
タクト 2015 | 80.0km/l |
タクト 1996 | 49.0km/l |
ジョルノ 2019 | 80.0km/l |
ジョルノ 1997 | 48.6km/l |
トゥデイ 2014 | 73.0km/l |
トゥデイ 2004 | 65.0km/l |
ディオ 2014 | 73.0km/l |
ディオ 1995 | 46.9km/l |
YAMAHA | カタログ値 (30km/h) |
ビーノ 2015 | 66.0km/l |
ビーノ 1998 | 47.0km/l |
ジョグ 2020 | 80.0km/L |
ジョグ 1997 | 50.0km/l |
VOX 2013 | 65.0km/l |
SUZUKI | カタログ値 (30km/h) |
レッツ 2019 | 66.0km/l |
レッツ4 2014 | 73.0km/L |
レッツ2 2004 | 59.0km/l |
レッツ2 1997 | 58.0km/l |
アドレスV50 2014 | 73.0km/l |
アドレスV50 1995 | 54.0km/l |
表をご覧になりどうでしょうか?
最近のはリッター80キロもの超低燃費を発揮しているスクーターもあります、驚きです!
90年代と2010年台を比べるとだいぶ燃費が良くなってますね!
カブ系はさらに超~低燃費!

燃費クイーンのリトルカブ。カタログ値はなんと125km/L!
一方ギア車(カブやエイプなど)いわゆるミニバイクと言われる車種は
カタログ値で
リッター100キロ前後
走るとされています。
郵便屋さんも新聞屋さんもカブ系のバイクを使っています。
この超低燃費が走るお仕事にはピッタリなんですね。
HONDA | カタログ値 (30km/h) |
スーパーカブ50 2017 | 105km/l |
スーパーカブ50 2002 | 130km/l |
リトルカブ 2014 | 113km/l |
リトルカブ 2000 | 125km/l |
エイプ50 2014 | 93.0km/l |
マグナ50 2007 | 105km/l |
カブ系の燃費は2000年前後のキャブレーター車のほうがいいというのが不思議なところです。
カタログ値のウソ?ホント?
燃費性能を比べる数値として
燃料消費率(定地燃費値)というのがあります。
これは各メーカーが定地走行テストをして得た数値、
つまりカタログ値
なのでウソではないはずですが・・
ウソなんです!
いえ、
正確に言うと嘘ではないんですけど、
公道走るとそこまで走らないんです!
ここで問題なのが定地走行というモノ
これが嘘くさいカタログ値を生み出す原因となっています。
カタログ値の真実
では、
定地走行とは?
カタログ値とは?
これをはっきりさせましょう!
原付50ccのカタログ値(定置燃費値)とされているのが
『30km/h定地走行テスト値』
つまりカタログ値とは・・・
『時速30kmで平坦な道を走り続けた』
その数値なんです!!
胸に手をあてて自分に問いかけてください。
いつもの通勤路、
時速30キロで走り続けてますか?
もう少し、
スピード出てはいませんか?
さらに実際の公道走行では信号待ちや坂道もあり、風の日・寒い日色々です。
平坦地を時速30キロで走り続ける
これは現実、難しいことです。

こんな一本道を時速30キロで走ればカタログ値に近い燃費が出るかも・・
原付燃費の真実
じゃあ
『実際の現実的数値はいくつなんだ!?』
そう思ったあなた。
我々の経験と当店のお客様からヒヤリングしたデータを元に数値を導き出しました。
(すべての車種を調べつくしたわけではありませんので目安としてご理解ください。)
原付バイク燃費の真実
実際の公道走行では・・
カタログ値の・・
5割~8割!
これです!
意外と幅があるな・・
とツッコまれそうなので事項で少し具体的にしていきます。
実燃費は走る環境や人によってまちまち
カタログ値の5割~8割とアバウトな数値が登場しましたが、これには理由が2つあります。
一つは
走る場所や使い方によって燃費は変動するということです。
街中を走るのか田舎道なのか、配達に使う、ツーリングに使う、様々な環境で使われます。
環境によって燃費値は大きく変わりますので幅をとる必要があるのです。
二つめは 走るスピードです。
原付50ccは走る速度で
燃費がものすごーく変わります!
30~40km/hくらいが一番燃費が良いと言われています。
この速度を超せば超すほど燃費は悪くなります。
つまり
走る場所や使い方で様々ですが、
年中アクセル全開のやんちゃな人で
カタログ値の5割くらいの燃費。
のんびり走る人、
または一度に長距離走る人で
カタログ値の7割~8割
これくらいが現実的な燃費の真実となります。
さらに燃費が良くなるってほんと??↓
※燃料に混ぜるだけ!走行しながらエンジン内を洗浄し調子を戻す優れ物!店頭でも人気です!是非お試しを。
まとめ 『原付は燃費がいい!』
カタログ値の6割で計算したとして・・
リッター40~60キロも走る!
そんなエコな乗り物が数万円~十数万円程度で買えるのですから、
原付は・・
とてもコスパが良く
お財布に優しい
素敵な乗り物と言えます。
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