仙台東ライダース

原付の中古を買うためバイク屋さんに行く、
その前にご覧ください。

失敗しない中古原付の選び方

原付の中古車を検討中の方へ

あなたが心配しているのは

『買ってすぐ壊れたりしないか?』

『安い中古を買ったのに結局高くつくのは嫌!』

この二つではないですか?

そうならないために・・・

原付の選び方のコツと注意点
失敗しないための秘策

当店でも中古の原付を長年販売しています。

今回の記事は当店へいらっしゃるお客様はもちろんですが、当店へ来ることがないような遠方の方々にも参考にしていただければと思います。

バイクを見る前にお店をチェック!?

今回の目的は失敗しない中古原付選びです。
そのためにはバイクを見る前にお店からチェックします。

長年バイク屋をやっていて、色々なお店も見ますし自店でも言える事ですが整理整頓がなされてないショップは大概ダメです。

バイクの整備やメンテナンスはうっかりミスなどは許されません。
その点では病院の診察や手術に近いくらいの集中力を持って行うべき事です。

整理整頓されてない雑然とした足の踏み場もない手術室で開胸されたいでしょうか?
いかにも手術ミスされそうで嫌ですよね?

手術室は少々大げさですが最低限の整理整頓がされたお店を選んだほうが失敗は少ないです。

お店の整頓具合は
整備の丁寧さを如実に表します!

走行距離の許容範囲は?

走行52984キロのスクーター

中古車を選ぶ時に真っ先にチェックする項目は走行距離?

当店のお客様でも走行距離を一番の判断基準においている方は多いです。

ではみなさんなぜそこまで走行距離を気にされるのでしょうか?

それは
『すぐに壊れるのは嫌!』
『長持ちするのを選びたい!』

この2点のはずです。

バイク屋として経験上の意見ですが走行距離の多さとそのバイクの寿命は必ずしも比例しません。

と言うのも原付の寿命は意外と長く走行距離も何万キロと走れます。
(詳しくは原付の寿命のページで説明していますのでご覧ください。)

走行距離数よりも今までの整備内容や乗られ方、
これからのメンテナンスなどのほうがよほど大切で影響が大きいです。

走行距離が少ないにこしたことはないですが・・・

【少ないから安心】【多いと不安】という単純なものではありません。
走行距離以外の要素も慎重に見て判断することをオススメします。

車体の要チェック部分はここ!

原付バイクの根幹と言えば

【エンジン】と【フレーム】です。

エンジンは動力源でフレームは骨格のようなものになります。

このページをご覧になられている方は初めて原付を買う人も多いはずです。

初心者の方にフレームの歪みやエンジンの雑音などプロでも見落としそうな難解な査定は無理です。

ではハズレ品を引かないためにどうすればいいのか?

店員を尋問すればいいんです!

根幹部品の情報は吐かせる!?

鬼刑事のようになってきましたが冗談ではなく本気です。

ただお店に行って『お前がやったんだろ!吐けよ!』などと凄むわけにはいきません。

 

そのバイクの本質を聞き出すにはストレートに聞くのが意外と有効なんです。

『このバイクエンジンの調子いいですか?』

『事故車とかではないですか?』

店員さんに悪いかな、など過度に気を使う必要はありません。
当店のお客様でもたまに聞かれる方はいらっしゃいます。

そこでもし憤慨するようなバイク屋があればその時点で立ち去ることをお勧めします。

バイク屋もだましてまで売りたくないのが本音

仮にエンジンに不安がある原付に『調子いいですか?』と聞かれて『絶好調ですよ!』なんて言える人はいないと思います。(いないと信じたい。)

若干言葉を濁したり、他のバイクを進めてきたりしたならば警戒してそのバイクは避けたほうが賢明です。

逆に『私が試乗しましたので良くわかります、とても調子がいいですよ!』などと言われたら安心感は非常に高いです。

 

そして『調子いいですか?』聞く事にはもう一つの隠れた効能があるんです。

それは・・・

整備済み・試乗済みで並んでいる車両か否かを見分けることができるのです。

『売れてから整備します』は危険!?

当店では一通り点検整備を済ませ、試乗も行い合格した車両が店頭に並びます。
そして展示中に不具合が出てないか日々目を光らせ、売約後に再度納車前の点検整備をします。

一方で『点検整備は売れてから全部やりますので心配ないですよ』というバイク屋さんもあります。

はっきり言います!

『未整備展示なんで、売れてから整備します!』は

危険です!

なぜ断言できるか、それは
昔、私自身が『売れてから全部やりますので』と言っていたからです。

あまり大きい声では言えませんが私が以前(20年近く前に)働いていたショップがまさに売れてから整備の店でした。
(今はもうなくなってしまったお店です)

 

売れてから整備だとどうなるか?

それはそれはクレームの嵐が吹いてました・・・

クレームが多発する理由は以下の通りです。

  • 納車(期日)が差し迫まり大急ぎで整備するためミスが出る
  • いざ整備を始め不具合が予想以上に出てきても売約済みのためなんとするしかない
  • 期日が短く欲しい部品が届かないので中古部品でなんとか乗り切る
  • 目的が期日に間に合わせる事と勘違いし始めて完璧に整備することが二の次になるほど追い込まれる
  • 残業続きで疲労困憊、ミスが多発する
  • そもそも整備を1回しかしてないうえにチェックリストがないのでうっかりミスがザルのようにすり抜ける

もちろん後整備のお店でもキッチリされているショップさんはあると思います。

ただ経験上、後整備よりは
前整備で売れたら再度整備がベストだと思います。

整備後展示の原付スクーターJOG

手前みそにはなりますが当店では
展示前整備
展示中は日々様子見
売れたら納車整備
これを徹底しています。

中古車です、ここまでしても想定外の不具合が出てしまうことはゼロではありません。
ただ納車後のトラブルは大幅に減らすことができお客様にご不便をかける事は激減しました。

『売れてから全部整備します』のお店は

オススメしません。

 

次章からはいよいよバイク本体のチェック方法です。


チェックするべき5つの部品

原付 タイヤ

前の章では初心者にはチェックが難しいバイクの根幹は直接聞き出せという話でした。

この章では初めての人でもわかりやすく、その上重要な部品のチェック方法をご紹介します。

最低限チェックしてほしい部品はこの5つです。

  1. タイヤ
  2. シート
  3. グリップ
  4. マフラー
  5. バッテリー

原付に慣れてない人でも自分なりによく観察してチェックしていきましょう。

 

チェックの前に整備書の有無を確認

展示前に整備が済んでいれば整備書やメンテナンスノートなどがあるはずですので聞いてみましょう。

すでに交換されている部品や修理した箇所が一目瞭然なのでそれを見ながら店員さんと一つ一つチェックしていきます。

整備書がない、または整備がまだの場合は特に用心が必要です。

①タイヤ

一番わかりやすい消耗品ですのでまず見ます。
原付のタイヤは後ろタイヤが特に消耗しやすいので
前タイヤだけではなく後ろタイヤも要チェックです!

チェックするポイント

  • タイヤの溝があるか(前後どっちも見る)
  • タイヤにひび割れがないか(側面のひびはエア漏れをまねく)
  • 減っている場合は納車前に交換してくれるのか
  • またその場合交換料金はどちらが負担するのか

スクータータイヤ新品と中古
(新品タイヤと擦り減って使えないタイヤです)

タイヤはもっとも消耗する部品ですし、交換料金も安くはありません。
必ずチェックして減っているものは交換をしてもらうのでベストです。


②シート

意外と消耗具合が出やすい部分。
交換すると高額になる部品なので必ずチェックしておきたい。

チェックするポイント

  • 破れや穴がないか
  • 表皮がすれて薄くなってないか
  • 表皮が硬化してないか(硬くなっているものはすぐに破れる可能性が高い)

原付バイクシート破れ マグナ50
(上の画像は表皮が硬くなって破れ始めたシートです)

シートは実際に座ってみると感触が車種によって違うので
座ってみて乗車位置や座り心地もチェックしてください。


③グリップ

私が原付中古車を査定する時真っ先に目が行く部品です。
もろに消耗具合がでるので必ずチェックしてください!

チェックするポイント

  • 単純に汚れていないか(グリップにこびり付いた汚れは中々落ちません)
  • 溝がすり減って消耗していないか
  • スロットルの動きがスムーズか


(かなり消耗したグリップ。この状態だと3~4万キロは走ってるレベル)

グリップはもろに走行距離や消耗度合いでる部品です。

走行距離が少ないのにグリップが擦り減っている車両は
本当にこの距離かな?と疑って見てください。

 ④マフラー

マフラーはかなり高熱になる部品です。
長期消耗品と呼ばれ経年劣化と走行に応じて消耗していきます。

マフラー交換は料金がかなり高額になることが多いので。
慎重に見ていきましょう!

チェックするポイント

  • サビひどく、穴があきそうになっていないか
  • 排気音がうるさくないか
  • 取り付けボルトが折れていないか

サビが進行して、いずれは穴が開く


(サビサビのマフラー、近々穴が開いてくる状態)

マフラーは長期消耗品です。
いずれは折れたり、穴が開いたりするものです。

中古車を買う場合には明らかにサビがひどく
今にも穴が開いちゃいそうなバイクは避けましょう。


すでに穴が開いてない!?


(このように穴があいたら騒音迷惑スクーターになってしまう。)

バイク屋さんで穴あきのまま販売しているわけはないのですが、
念のためエンジンをかけてもらい音がうるさくないか確認しておきましょう!

穴が開いているマフラーは驚くほどうるさいので
すぐにわかるはずです。


マフラー取り付けボルトが折れてない?

マフラーの取り付けボルトとはマフラーを車体に固定するネジです。

意外とこれが折れやすいので要チェックです。
確認するのはマフラーの横の部分。

下の写真は取り付けボルトが1本折れてしまっています。

(下側のボルトが折れていて、横1本でマフラーを固定している状態)

マフラーは高熱になる部品ですので取り付けネジが腐食し固着しがちです。
固着しているとマフラーを外す際にボルトが折れてしまうことがあります。


(ボルトが折れて中に詰まっているのがわかるでしょうか?)

この状態のままだと固定が不十分になり走行中にマフラーが折れる恐れがあります。

ネジを修復すればまったく問題ないのですがそのまま販売しているケースも見られますので一応チェックしておきましょう。

原付スクーターのマフラーは、新品交換で3万円以上する場合もあるので中古車を選ぶ際は要チェックです!

 


⑤バッテリー

原付バイク用バッテリー
バッテリーも長期的にみたら消耗品になります。

最近の原付バイク・スクーターはバッテリーに依存する車種が多くなってますので非常に大事な部品になります。

見た目ではへたり具合がわかりませんので、慎重にチェックしておきましょう。

チェックするポイント

  • バッテリーが弱っていないか
  • 弱い場合納車前に交換してもらえるか
  • 交換する料金はどちらが負担するのか

バッテリーの弱り具合はスターターの回りでチェック!

バッテリーが弱くなってきて時にはじめに影響がでるのがセルモーター、
つまりエンジンスターターです。

原付でバッテリー電力を最も消費するのがエンジンスタート時のセルモーターになります。

エンジンスタートボタンを押しスターターが勢い良く
『きゅきゅきゅきゅっ』っとまわればオーケーです。

まわりが弱弱しくないか確認しましょう。


バッテリー交換、料金の負担は?

バイク屋さんの展示場や店頭に行ってみると
必ずしもバッテリーが良い状態で置いてあるとは限りません。

仮に展示バイクのバッテリーが弱くても
納車前に交換してもらえればまったく問題ありません。

大事なのはバッテリー交換の料金はどうなるか?です。

『バッテリー交換は別途○○円になります』
または
『交換料金は含まれてますので大丈夫ですよ』

このどちらかを事前に確認しておくのが良いでしょう。


バイク部品のチェックまとめ

  • マフラーはサビ、音、ボルトをチェック!
  • バッテリーはスターターでチェック!
  • タイヤは要交換なら料金がかかるのか確認!
  • シートは見て座ってチェックする!
  • 消耗度合いが一番でるのがグリップ!

バイクの中古車は販売店によってかなり扱いが違います。

部品交換はすべて別途料金のお店もあれば、納車整備料にすべて含まれるショップもあります。

整備内容もまちまちですので、料金は事前に確認しておく。

整備書があるなら確認してどんな整備がされているのかを自分なりにでもチェックする事がが大切です。

中古原付の選び方 まとめ


  • まずはお店、整理整頓されてる店は整備も丁寧
  • ストレートに「エンジン調子どう?」と聞いて情報を引き出す
  • 売れてから全部整備しますは避ける
  • 整備書やチェックリストを見せてもらう
  • タイヤ・バッテリーなどの消耗品は見て聞いてチェックする
  • 消耗品交換はどっち持ちかをはっきりさせる

ぜひこれらを参考にして程度が良くてリーズナブルな原付バイクを見つけていただければと思います。

原付バイク専門店 仙台東ライダース

 

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