【乗り出し価格】?【支払い総額】?
こんな言葉を聞いて疑問をもったことはありませんか?
これらは・・
『バイク以外に色々な諸費用がかかって、総額ではこのくらで乗り出せますよ』
という意味になります。
このページでは原付バイク購入時にかかる諸費用
つまりは車体価格以外の費用について詳しく解説していきます。
是非最後までごらんください。
目次
原付購入時の諸費用?乗り出し価格ってなに?
このページの目的は・・・
購入時諸費用とは何かを知る
諸費用の値段、相場を知り支払い総額を知る
その中で省ける費用と省く方法を知る
以上の3つになりますので最後までお読みください。
原付購入時の諸費用とは
バイクを買うときには『車体価格』と『乗り出し価格』2つの価格があります。
『車体価格』とはそのままバイク本体の値段のことです。
一方で『乗り出し価格(支払い総額)』とは
【バイクの値段】+【それ以外の費用】
この二つを足した金額になります。
つまり原付本体の値段以外の費用を一般的に【諸費用】といいます。
諸費用の種類
購入時の諸費用は購入するバイク屋さんによって種類やその金額もかなりの幅があります。
ここでは一度考えられるすべての諸費用をあげてみますので自分に必要なものそうでないものを考えていきましょう。
- 納車整備料
- 登録代行料
- 自賠責保険料
- 納車宅配料
- 防犯登録料
- 盗難保険料
- 自動車保険料
- ロードサービス料
- ヘルメットなどの用品代
ざっとあげてこれだけの費用がでてきました。
ただしすべてが必要なわけではありません。
自分が不要な諸費用はガンガンカットしていきましょう。
諸費用ビッグ3
先ほどは様々の諸費用をあげましたが、この内どのバイク屋さんでも大抵かかる諸費用が3つあります。
通常【乗り出し価格】【支払い総額】などに含まれる諸費用はこの3つの費用であることがほとんどです。
それは・・・
納車整備料
登録代行料
自賠責保険料
この3つです!
※この内【自賠責保険保険】は唯一の法定費用になりますので諸費用に含まれない場合もありますのでご注意ください
納車整備料とは
納車整備はお客様に納車するまえに行う整備・点検です。
これから安全に気持ちよく走行していただけるように
調整、整備、点検、試乗、最終チェックなどを行います。
新車購入時はセットアップ料なんて言う場合もあるようです。
これらの納車前の点検整備の料金のことを
納車整備料と言います。
納車整備の内容は各店で大きな差がある!?
一口に納車整備と言っても行う内容はお店によってかなり差があるのが現実です。
例えば消耗品の交換は納車整備に含まれる店と含まない店があります。
タイヤ、バッテリーなど消耗品は別料金!?

タイヤ新品交換します。
『納車整備はするけど消耗品は別途料金だよ』
こんなお店では納車整備料を払った上にさらに消耗品などの交換料がかかることになります。
購入する前に各店舗で納車整備の内容をキッチリ聞いてどこまでやってどこまで含まれるのかを確認しましょう。
整備簿やメンテナンス表などを備えているバイク屋もありますので是非見せてもらってください。
納車整備料の値段は?
当店では原付の納車整備料は11,000円です。
相場としては8000円~25000円程のようです。
金額に大きな幅がありますがこの点については後ほど詳しく触れていきます。
登録代行料とは
登録代行の登録というのはナンバープレートの登録(取得)のことです。
125cc以下の原付バイクは各市区町村でナンバープレートを取得します。
【役所に出向いて手続きをしナンバーを取得する】
これをバイク屋が代行する費用が登録代行料になります。
『あなたの代わりにナンバー取ってくるからお金ちょうだい』
ざっくり言うとこんな感じですかねww
登録代行料の値段
当店では原付(市内及び近郊)の登録代行料は6500円です。
相場としては5000円~12000円程のようです。
やはり金額に大きな幅がありますがこれは後述します。
登録は自分でやればタダ!?
登録とはナンバーを取得することでしたが実際ナンバーを取得するのに役所でいくらかかると思います?
答えは・・0円です!
役所ではお金は一切かかりません。
無料でナンバーがもらえます。
つまり登録代行料とは純粋にバイク屋さんの手数料だということになります。
じゃあ、ナンバー自分で取りに行けばただじゃん!
そう思ったあなた・・・
正解です!
自分で取りにいけば0円です。
登録代行料は省く事ができる諸費用になります。
省けないバイク屋もあるから注意
登録代行料は省けますなんて先ほどは言いましたが、すべてのバイク屋さんで通用するわけではありません。
もちろん当店ではお客様で登録に行かれる場合はお願いしています。
しかしこれが『個人情報がー』とか『販売証明がないとー』とかなにかと理由をつけてやらせてくれないバイク屋さんも存在します。
しかも意外と少なからずありますので購入の際は必ず確認をお願いします。
『ナンバーは自分で取るので登録代行料は省けますか?』
この一言を言ってみましょう。
自分でナンバー取ってもタダじゃない場合も!?
バイク屋も商売です、利益をあげなきゃ食べてはいけません。
あらゆる手段で売上をあげようと考える事は当然です。
ナンバーをお客様が自分で取りにいったら登録代行料はいただけません。
じゃあ他の方法で何とか手数料を取れないかと考え出した費用・・
それが・・
【販売証明発行料】です。
販売証明書代??
ナンバー取得の申請用紙には販売店の印鑑などを付く販売証明の欄があります。
その販売証明を出す手数料をいただこうと考えたバイク屋があったわけですね。
ただし、これはレアケースです。
当店ではもちろん無料で販売証明は出していますし、ほとんどのバイク屋さんではかからない費用です。
極々たまにですがこの費用がかかる販売店さんがありますので注意してください。
どちらにしても購入前に諸費用については詳しく聞いて納得してから契約するようにお願いします。
自賠責保険料とは
自賠責保険は別名『強制保険』と言われ公道走行をする車・バイクは加入が義務付けられています。
つまり道路を走るために必ず入らなければいけない最低限の保険と言えます。
それどころか加入せずに公道を走ると違反点6点引かれ一発で免停になります。
必ず加入しましょう。
自賠責保険料はどこでも同じ価格
原付を買ったお店で入るのが普通ですが、近所のコンビニや郵便局などでも加入できます。
自賠責保険はどの保険会社でも一律の価格です。
コンビニなどで入る場合は店頭の端末で自らバイク情報等の入力が必要ですので多少面倒です。
バイク屋で頼めば入力などは店の人がやってくれるので確実だし楽だと思います。
自賠責保険の価格は以下の表で見てみましょう。
バイクの自賠責保険料 50cc~125cc以下 | |
1年 | 7070円 |
2年 | 8850円 |
3年 | 10590円 |
4年 | 12300円 |
5年 | 13980円 |
自賠責保険の年数は選べる
表をご覧いただくとわかるように1年~5年まで年数ごとに値段が設定されています。
加入する時は自分が必要な年数を選ぶことができます。
コスパ的に見るとまとめて長く入れたほうが割安になります。
とりあえず1年入れて乗ってみるのもありですが、人気の年数は2年です!
大学4年は確実に乗るなら4年まとめて入れてしまいましょう。
自賠責保険も省ける!?
自賠責保険は強制保険なので省くことは出来ません。
ただしある条件では払う必要がない場合があります。
それは・・・
『原付乗り換えの時です。』
自賠責保険は移せる!
大きな故障や事故等でやむなく原付を乗り換えるケースってありますよね。
その際に古い原付にかかっている自賠責保険を新しい原付に移動させ受け継ぐことが出来るのです!
手続きは自分でやれば無料
ナンバーの登録代行料と同じように自賠責保険の移動手続きも自分でやれば無料です。
各保険会社に出向けば無料で、その場で手続きは完了します。
ただし手続きをバイク屋さんに依頼するとやはり代行料がかかります。
安くあげるなら是非自分でやってみてください。
諸費用が高い店,安い店,差がすごいのはなぜ?
これまで説明してきました、諸費用ビッグ3は
【納車整備料】
【登録代行料】
【自賠責保険料】
でしたが、この内で自賠責保険料はどこで入っても同額なことはわかりました。
しかしそれ以外の2つの諸費用はお店によって大きく金額が違います。
同じ原付を買っても安い店では
『諸費用無料です!』
なんてこともあります。
一方で高い店では
『諸費用は4万円ですね』
ってこともあります。
どうしてここまで大きな差が生まれるのでしょうか?
諸費用はバイク屋の手数料,自由に値決めできる
普段の買物でもコンビニだと140円の飲み物がスーパーで80円で売っていたりします。
販売価格はそれぞれの販売店が決めるのが普通ですよね?
これと同じで諸費用はバイク屋にとって自店の商品(サービス)ですから各店ごとに値決めをするのは当然になります。
安くしようが、高く取ろうがそのお店の判断になるというわけです。
車体価格でバランスをっとている!?
たまにものすごい安い車体価格を見てビックリすることがあります。
ただしそんな時は用心です。
安い車体価格にしてお客様を呼び
高い諸費用をとって相殺する。
このようなセールス手法があります。
トータルで安ければ文句ないのでしょうが、
『安いと思って買ったけど最終的に高くついた』
こんなことにならないように注意です。
乗り出し価格・支払い総額で比べる
車体価格も(自賠責以外の)諸費用もバイク屋さんが自由に決める価格です。
結局は乗り出し価格(支払い総額)で比較するしかりません。
バイク屋さんに行ったときは惑わされずに
『支払い総額の見積りをください』
この一言で完璧です。
乗りだし価格の一例
それでは最後に乗り出し価格(支払い総額)の例をご紹介します。
以下の条件で総額をだしてみます。
- 車体価格が8万円の原付
- 納車整備料は10,000円
- 登録代行料は5,000円
- 自賠責保険は1年
- すべて税込み表示
車体80000円
+
諸費用15000円
+
自賠責7060円
=乗り出し 102,060円
これが乗り出し価格(支払い総額)になります。
これ以外にかかる費用(配送料や防犯登録など)は各々で必要なものだけ利用するようにしてください。
まとめ 原付購入時にかかる費用
- 登録料と整備料と自賠責の3つは必須
- 登録は自分でやればタダ!バイク屋で聞く!
- 自賠責はどこでも同額、長く入れるとお得
- 登録料と整備料は店によるので事前にチェック
- 3万円以上の差がでるかも?総額で比較する
以上が原付の購入時諸費用についてのご紹介になります。
長文読んでいただきありがとうございました。
Twitterで簡単メンテ法やハウツー動画など配信中!
Tweets by Bike_50_125
原付ライダー宛てのお役立ちツイートなので気軽にフォローお願いします!
Follow @Bike_50_125
関連記事
- 投稿タグ
- 原付購入
コメント