ライトが点かずにお困りの人、
お読みください!

原付に乗っていて突然ライトが点かなくなることってありますよね。

夜に点かなくなると非常に危険ですし、整備不良で違反になってしまいます。

そんな困ったときにコチラのページを見て解決していただければ幸いです。

【原付のヘッドライトが切れた】

このページの目的は・・・

  • ライトが点かない原因を探る
  • バイク屋で直す値段を知る
  • 自分で直す方法を知る
  • どちらかに決めて直す

以上4つが中心になります。

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ヘッドライト
点かない原因・切れた原因

まずはライトが点かない原因を探ります。

ライトが点かない原因は主に以下の4つになります。

  1. ライト球(バルブ)の球切れ、接点不良
  2. バルブソケットの不良
  3. スイッチ回りの接触不良
  4. 配線の付け間違いや断線

他にも考えられる原因はありますが、この4つで95%くらいはカバーできると思います。

バルブの球切れ

ライトが点かなくなった原因で最も多いのが球切れです。

当店調べですが全体の8割くらいが球切れが原因になります。

LowまたはHiだけ点かない?

球切れの初期段階として『ローだけ消えた』『ハイだけ点かない』など片方だけ切れる事が多いです。

ヘッドライトの電球は長期消耗品なのでいつかは切れてしまいます。

走行中にハイかローどちらか切れたら真っ先に疑うのがバルブ(電球)の球切れです。

バルブをよーく観察、切れてる?

電球の中のフィラメントをよーく見ると中に2本のフィラメントがあります。

その内1本が切れていれば
それは【球切れ】確定です!

車種によってはライトのレンズの外から見ても切れているのがわかる場合があるのでまずは見るです!

ライトの球が黒い、そろそろ・・・

球切れは突然起きるものですが予兆としましてバルブの表面が黒く焼けてくる事があります。

黒く焼けている電球が必ずすぐさま切れるとは限りませんが一つの目安にはなります。

ライトバルブのガラス表面が黒くすすけて来たら切れる前に交換するのもお勧めです。

バルブの接点不良

フィラメントは切れてないけどバルブの接点が減ってしまって点かない場合があります。

下の写真を参考にして接点が削れて形が変形していないかチェックしてください。

削れて変形が酷い場合はバルブ交換になります。

この二つ並んでいるのが接点です。少し削れているのがわかりますか?

バルブソケットの不良

次はライトバルブと接するバルブソケットの不良についてです。

先ほど触れましたバルブの接点ソケットの接点通電してライトが光りますので、各々の接点が綺麗な状態じゃないとライトは点きません。

ソケットの方の接点も損傷などがあるとライトが点かない原因になります。

点いたり、消えたり不安定・・・

『なにかの拍子に点いたり、気づいたら消えていたりどうも不安定・・』

そんなときはバルブソケットの接触が悪くなっている可能性が高いです。

ソケットを外して接点を見ればわかる

接点がキレイな状態。

ライトのソケットを外して接点の状態を見てください。

HIとLOW2つの接点があるはずです。

どちらもきれいな状態かを確認してください。

スイッチの接触不良

ライトスイッチとはハイ/ローの切り替えスイッチです

よほど古い旧車でもなければバイクにはライトの【ハイ / ロー】切り替えスイッチがあります。

そのスイッチの接触不良などでライトが点かないこともあります。

※95年以降の国内向けバイクはライトのOn/Offスイッチは廃止されています。つまりライトは常時点灯です。

放置車や雨ざらしバイクはなりやすい

スイッチの接触不良は【しばらく乗らずにほっといた車両】や【つねに雨ざらしの車両】によく見られる症状です。

しばらく動かさなかった間にスイッチの接点が腐食したり、雨に濡れて錆びたりするのが原因になります。

スイッチを動かすと点いたり消えたり!?

ロービーム

ハイビーム

スイッチを「カチカチカチカチ」と動かしている内に点いたり、消えたりするようならスイッチが原因になります。

ハイ、ローどちらか片方が点かない場合、どちらも点かない場合、両方ともあります。

配線の付け間違いや断線

ライトを社外品に交換した際にライトが点かない!
こんな時は配線の付け間違いを疑います。

メーカーの配線色と社外品の配線色は違うことが多いので同じ色繋げばいいという単純なものではありません。

一つ一つの配線の意味を理解してつなげる事が必要です。

断線は修理は難しい

最後に配線の断線で点かないケースです。

テスターをあてて『電気が来てない、どこかで断線しているかも?』ここまではすぐに分かります。

しかし、ここから先の原因追求はある程度の知識と経験が必要になりますのでバイク屋さんに依頼しましょう。

ヘッドライト点かない まとめ

  • 電球を見てフィラメントが切れてないか確認
  • 電球が黒くなったらそろそろ切れるかも
  • バルブソケットの不良は点いたり消えたり不安定
  • 外して接点を見れば一目瞭然
  • 雨ざらし、放置車両はスイッチ不良になりやすい
  • Hi/Lowを切りかえ時に点いたり、消えたりはスイッチ不良

ヘッドライト修理
バイク屋で直す値段

原付専門店 店舗

なんとなくライトが点かない原因がわかったところで、バイク屋さんに依頼したときにかかる費用をまとめていきます。

※価格については当店価格を元に参考価格をご紹介します。実際の修理では各店舗様で見積をしてもらってください。

ライトバルブの修理代

球切れはじめライトバルブの交換は比較的安価な修理になります。

電球代と交換する工賃が僅かにかかります。

ライトバルブ交換の価格
(工賃込み)

1000円~2500円程度

バルブの種類や交換の手間によって幅はありますがこの程度で修理可能です。

バルブソケットの修理代

バルブソケットは車種によってまちまちですがこちらもそこまで高額な修理にはなりません。

部品代と工賃がかかります。

バルブソケットの修理代
(工賃込み)

2000円~6000円程度

部品代は車種によって変わりますし、工賃は作業時間がかかればそれだけ高くなります。

スイッチ不良の修理代

スイッチの故障は部品交換の有無でだいぶ金額が違ってきます。

そしてその部品代もメーカー車種によってまちまちなのでかなり幅がでます。

部品交換なしで済む場合は接点を磨いたり接点復活剤などを利用して修理します。

それらをやっても直らない場合に部品交換になります。

スイッチ不良の修理代

【部品交換なしの修理】
1000円~4000円程度

 

【部品交換が必要な修理】
5000円~20000円程度

 

※部品代は車種によって大きくかわりますので必ずバイク屋さんで値段を調べてもらってください。

配線の修理代

最後は配線の断線や付け間違いなどの修理代です。

こちらの修理は決まった金額はなくかかった時間で工賃が加算されていきます。

さらに最悪のケースとしてハーネス交換(配線全部交換)になると大きく金額が跳ね上がります。

逆にすぐに原因が見つかり一瞬で直れば意外と修理代が安くなることもあります。

 

配線修理代
2000円~50000円程度
(車種によってはこれ以上になるかも・・)

バイク屋でかかる修理代 まとめ

バイク屋さんでかかる修理代はケースバイケースです。

状況によって1000円程度~最悪のケースで50000円とかかかることも・・

各バイク屋さんで見積りをとってもらってください。

ライトを自分で直す方法

『バイク屋には頼まない、自分でやる!』
そんな挑戦者には直し方をご紹介しますので参考にしてください。

※作業はケガをしたりバイクを壊したりする危険性があります。作業に慣れていない方は無理をせずにバイク屋さんに依頼してください。

自分で直せるのは2つだけ

これまでに4つの原因をご紹介してきましたがこの内、【配線修理】と【バルブソケット修理】はバイク屋さんに依頼することをオススメします。

理由は純正部品交換が必要、またはある程度の知識や技術がないと難しいからです。

【ライトバルブ交換】と【スイッチの接触不良】は自力でやれる可能性が高いと思いますのでご紹介いたします。

バルブ交換のやりかた (動画あり)


バルブ(電球)交換は比較的簡単にできます。

原付の場合ほとんどがヘッドライトをケースから外してソケットを外し電球を取り出す手順です。

 

以下の動画はスズキのレッツ4のライトバルブ交換のやり方です。
良かったらご覧ください。(スズキのアドレスV50

交換手順

  1. ヘッドライト本体を外す
  2. ソケットを外す
  3. 電球を取り出す
  4. 新電球を入れる
  5. ソケットを戻す(この時点で点くか確認)
  6. ライトを元に戻す

交換に必要なモノ、工具

 

  • ドライバー
  • 軍手等手を保護するもの
  • ラジオペンチ(あれば便利)
  • 車種によってスパナ(8mm~14mm)
  • 新ライトバルブ

ドライバーは必須アイテムです。
スパナは車種によって【ミラーを外したり】【ボルトを外したり】するのに使います。

怪我や火傷の恐れがありますので軍手などで手を保護して作業してください。

ドライバーとスパナだけあれば出来る場合も

トゥデイ・リトルカブ用
ライト球はこちら↓


【マツシマ】は純正レベルのスタンダードバルブです。
【スタンレー】ハロゲン球は純正よりも明るくなります。

球切れ交換①HONDAトゥデイ

基本はヘッドライトを外してソケットを取りバルブを入れ替えるだけです。

画像を参考に順を追ってご紹介します。

トゥデイのヘッドライトは丸形なので外すのは簡単です。

ライトの中を覗いてみます。真ん中についているあれを外していきます。

ライトケースの底に8mmのボルトが付いているのでこれを外します。

8mmのスパナで緩めるだけです。

8mmのスパナです。一般の方なら100均一の工具でも事足ります。

ある程度緩んだら手で回します。

取れました。ギザギザのワッシャーも付いてますので無くさないように注意です。

ボルトが取れたら下のほうを持って手前に引っ張ればライトとリムがとれてきます。

 

こんな感じで取れます。次はライトソケットを外します。

ソケットは手で押込みながら半時計まわりに回すと取れます。

ソケットが取れてライトバルブ(電球)が見えました。

電球は手でつかんで持ち上げる要領で取り出します。

走行直後などは電球が熱いので火傷注意です。

ラジオペンチで掴んで取ると火傷しません。

 

新しい電球をセットします。

電球はセットする方向位置があります。

上の画像を見るとバルブの形が果物のへたがついているような形状になっています。

その”へた”の部分の形が合致するようにセットしてください。

ついでにバルブソケットの接点も点検しておきましょう。

中央の2つ並んでいる丸いのが接点です。

『とてもキレイな状態です。』

後は逆の手順で戻すだけです。

ケースの上の部分に爪が入る溝がありますのでしっかり爪をセットしてはめてください。

ライトをセットしたら先ほど外したボルトを戻します。

最初は手でねじ込んでください。

場所的にネジ山が見えないので手探りの作業になります。

意外と難しく手こずるかもしれませんが、落ち着いてやれば大丈夫です。

 

最後の締め込みは8mmレンチで行ってください。

締めすぎ注意!

非常に細いボルトなので力いっぱい締めこむとネジ山が舐めてしまいます。
緩むのも困りますが、締めすぎて壊さないように慎重に行ってください。

 

無事、ライトが点くようになりました。

球切れ交換 ②HONDAリトルカブ

次はホンダのリトルカブです。

こちらも基本手順は一緒ですので画像を見て順番に行いましょう。

リトルカブの球交換です。

ここのネジです。

ライトは2本のボルトで止まっていますので外していきます。

左右とも外します。プラスドライバーで簡単に取れます。

ボルトを2本取ったらライト本体を外しにかかります。

コツは『下側を持って引っ張る』です。

理由は上の部分に爪が引っ掛かっているので上は引っ張れません。

リム(メッキ部分〉の下側を持って引っ張ってください。

こんな感じで取れてきます。

『上部分の爪があるのがわかりますか?』

この爪が車体側に引っ掛かるので上を引っ張っても取れません。

ソケットを取ります。
ソケットは【押しながら左に回す】ですよ。

外れたライトソケットです。
接点は綺麗な状態です。

後は新旧バルブを入れ替えて逆手順で元に戻すだけです。

リトルカブ用
ライト球はこちら↓


マツシマは純正レベルのスタンダードバルブです。
スタンレーのハロゲン球は純正よりも明るくなります。

スイッチ不良の直し方

次はスイッチ不良の修理方法ですが先ほども触れたように部品交換が必要な場合不要な場合があります。

自分で直せるのは交換不要な場合のみだと思います。

 

スイッチ部品は高額なパーツですので原因をはっきりさせバイク屋でなおしてください。

ここでは部品交換なし、つまりちょっとした接触不良で点かない場合の直し方をご紹介します。

まずはHi/Low連射!?

半分冗談、半分本気です!

スイッチの接触が悪いときはスイッチ内の接点が腐食等で通電しにくくなっています。

その時にスイッチを”カチカチカチカチ”とハイ・ロー切り替えを繰り返し行うことで接点が磨かれ、通電が復活することがあります。

ただしあくまでも応急処置で効果は薄いのでダメもとでためしてみてください。

接点復活剤で接点を活性化

接点復活剤というケミカルスプレーがあります。

こちらを患部にかけると接点不良を改善することができます。

この画像はウィンカー側にスプレーしていますが、同じようにライトスイッチ側にもスプレーします。

ただし酷いサビや腐食、接点自体が減っている場合などは効果がありません。

当店調べですがこちらは直る可能性は50%くらいはありますので期待できますが、基本はだめもと精神でお願いします。

 

おすすめ接点復活剤


当店ではこの2本を使い分けています。
ワコーズの方が効果が高いのですが金額も高いです。
まずはKUREをがんがん使い、それでもダメならワコーズを使うようにしています。

接点を磨いて直す方法もあるが・・・

接点復活剤をかけてだめななら最後は接点をやすり等で磨く方法があります。

しかしこの方法はあまりオススメしません。

理由は分解するパーツが非常に細かく、バネやボールなどもあり部品を飛ばして無くしてしまう恐れが高いからです。

当店ではばらして接点を磨く作業を行いますが非常に気を遣う作業でしっかり集中して室内でやらないと困難です。

 

もしどうしても磨いて直したいという挑戦者はスイッチの接点までばらさずに行ってください。

具体的には薄いやすり(爪などのお手入れに使うような奴)を接点の間に差し込んで双方を磨くようにやってみてください。

それでも無理ならバイク屋さんに依頼をしてください。

悪い事は言いませんのでスイッチはばらしすぎないようにお願いします。

原付のヘッドライト まとめ

  • まずは一つ一つ原因を探っていく
  • 原因が球切れかスイッチの接触不良なら自分でやってみる
  • 原因が配線や部品交換が必要ならバイク屋さんに依頼する
  • スイッチはばらしすぎると危険
  • 球切れは簡単なので画像を参考に挑戦してみる。

以上が原付ヘッドライトの説明でした。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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マツシマは純正レベルのスタンダードバルブです。
スタンレーのハロゲン球は純正よりも明るくなります。
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