『先輩から原付もらった』
『ヤフオクでスクーター落札した』
『実家の父の原付もってきた』

などなど・・

原付を譲り受けたときに必要な

「名義変更」

それぞれの状況によって手続きのやり方が違います。
様々のパターンを一つ一つ解説していきますのでぜひ参考にしてください!

 

原付の名義変更のやり方

 

「手続きが必要」と聞いただけで
なんとなく「難しそう・・・」
と思っていませんか?

そんなことはありません!

大丈夫ですカンタンです!

名義変更なんて簡潔に説明すると、

「役所に行って書類を出すだけ!」

この記事を読めば誰でもできます!

 

注意点名義変更後にするべきこともありますので、最後までお付き合いください!

1.どこでやる?

名義変更は書類の手続きです。てことは、どこでやるかわかりますね?

そう、市区町村役場です。

名義変更にはいくつかパターンがありますが、どのパターンでも30分くらいで簡単にできます!

役所の税務課納税課など、税金関係の窓口でできます。

わからなければ総合案内所で
「原付の名義変更にきました」
という旨を伝えれば親切に案内してくれます。

 

※注意!住民票は移ってる?

学生さんや単身赴任の方で、
住民票が現住所にない場合
もあるかと思います。

そんな方でも現住所でのナンバー取得は可能です!

詳しくはこちら

 

記事では「仙台で」となっていますが、どこの市区町村でも同じです。

※地域差があるかもしれないので念の為お住まいの市区町村役場にご確認ください。

2.いくらかかる?

「役所でお金はいくらかかりますか?」

当店でもよく聞かれる質問です。

車なんかを買うときには手続きで
いかにもお金がかかりそうですもんね?

自分でやれば0円!

原付の場合、
名義変更やナンバーの取得は

手数料などはかかりません。

バイク屋さんなどで代行してくれるところもありますので、その場合はお店によって手数料が発生する場合もあります。

お願いしたい場合は事前に確認しましょう。

3.必要なものは?

次に名義変更に必要なものですが、
基本的には・・・

書類と印鑑です!

ただし・・・!
住んでるいる場所によって必要な書類やモノが変わるんです!
これがちょっとだけ難しいので詳しく説明します。

住む場所で必要なものが違う!

「住むところで違うってどういうこと?」
そう思いましたよね?

その住む場所っていうのが、
【あなた】と【前の持ち主】の住む場所。

もっと具体的に言うと、

あなた】と【前の持ち主】が・・

同じ市区町村に住んでいるのか?

別の市区町村に住んでいるのか?

ということです。

 

この2パターンで全く別の手続きなっちゃうんです!
ここがちょっと面倒なんですよね。

でも大丈夫です!

次章でパターンごとにわかりやすく
説明していますのでついてきてください!

4.前の持ち主は同じ町住み?

突然ですが質問です。

【あなた】と【原付を譲ってくれた人】

は同じ町に住んでいますか?

同じ町か違う町かで
必要な手続きも変わっちゃうんです!

同じならナンバーそのまま名義変更!

「同じ町です!」というあなた・・・
はい、ありがとうございます!

そんな方は・・・

文字通り【名義変更】という手続きでOK!

今すぐに→名義変更のやり方←にワープしてください!

 

違うなら「廃車」&「登録」

「いいえ、違う町です!」
別々の市区町村に住んでいる・・・

そんな方が必要な手続きは
名義変更ではありません!!!!

「何言ってるの?」

「名義変更したいって言ってるじゃん!」

と思われた方が大半かと思います。

わかります。

別々の市区町村に住んでいる場合

【廃車】と【登録】が必要になります!!!

町が変わると【廃車】と【登録】

そうなんです、名義変更ではなく
廃車登録なんです。

なぜならば・・・

町が変わる=ナンバープレートも変わるので

ナンバーを返す【廃車】

ナンバーをとる【登録】

この2つの手続きが必要になります。

そうと分かれば、まずは

廃車手続きのやり方

↑にワープしてください!

 

ナンバーを既に返している!

 

「違う市区町村に住んでいるけど
すでにナンバーは返却してある!」

「あとはナンバーを取るだけ!」

そんな人もいると思います。

そんな時は超かんたん!

ナンバーを取るだけなので、
新規登録のやり方

一気にここにワープしちゃってください!

5.名義変更のやり方

同じ市区町村に住む場合 = 名義変更
このやり方を詳しく解説します。

必要なもの

名義変更に必要なものは以下の3つだけです!

  • ナンバー登録の申請書
  • 印鑑(アナタのものと前所有者のもの)
  • 標識交付証明書

 

見ただけで難しそう・・・
と構える必要はありません!大丈夫です!

書類の名前は難しいですがやることは簡単です!

一つ一つ詳しく見ていきましょう。

ナンバー登録の申請書

まずは役所に出す申請書です。

この書類は、
【軽自動車税申告書兼標識交付証明書】
と言います。

難しすぎるし長すぎるので、この記事では
「ナンバー登録の申請書」
という名前で統一しますw

写真はイメージです。

この書類は役所の窓口付近に置いてありますが、取りに行くのが困難な方は下のファイルをプリントアウトしてお使いください!

軽自動車税申告書兼標識交付申請書 雛形 PDF

 

印鑑

印鑑について注意点が2つあります。

①前所有者のハンコも必要!

自分の印鑑は当然必要ですが、

前の持ち主の印鑑も必要

になります。

つまり前所有者から
印鑑を預かるか書類についてもらう
必要があります。

書類のどこに印鑑を押すかなどは
次章の書類の書き方に詳しく載ってますので読みすすめてください!

②シャチハタはだめ!

もう一つの注意点はいわゆる、
シャチハタ(ゴム印・スタンプ印)はNG
です!!

認印(三文判など100均で売っている
安いもの)で大丈夫
なので、シャチハタ以外の印鑑を用意しましょう。

 

標識交付証明書

写真はイメージです。

漢字ばかりでなんのこっちゃ?
という感じですが、この書類は原付のナンバーを取った時に出される書類です。

簡単にに言うと
原付の持ち主を証明する書類
です。

つまり
前の所有者の名前や住所、
原付の番号なんかが書いている書類
なので名義変更には必要なものになります。

標識交付証明書がない!

結構多いのがこの書類を
紛失してしまっているパターン。

書類がないと手続きできない・・・?

大丈夫!できます!

そんなときは自賠責保険の書類など
から必要な情報を書き写してください!
(書き方は次章で説明します)

書類の書き方

次はいよいよ書類を作っていきます。

記入する書類は前章で出てきた
ナンバー登録の申請書です。

①所有者・使用者・届出者・車名・車台番号・排気量の欄を記入し、捺印する。

 

②上部の「申告の理由」の「変更」の「所有者」にチェックを入れる。

種別は50ccなら第一種0.05L以下にチェックを入れてください。

 

 

③譲ってくれる人に右下の「譲渡証明書」欄を記入・捺印してもらう。

①②の記入の仕方が「わからない」「不安だ」という方は役所の人に聞きながら書いても大丈夫です!

その場合、あらかじめ譲ってくれる人に「譲渡証明書」を書いてもらってから役所に行きましょう!

 

書類ができたら役所に出すだけ!

書類が完成したら役所の窓口へ行き、
「名義変更をしたい」という旨を
伝えて書類を提出、

あなた名義の新しい標識交付証明書

を受け取って完了です!

お疲れさまでした!

ナンバープレートがない場合は?

前にも書きましたが、
ナンバープレートがない=廃車済み
ということになります。

新規登録のやり方
へワープしてください!

6.廃車(ナンバー返却)のやり方

違う市区町村に住んでいる方へ、まずは廃車のやり方を解説します。

基本的に廃車は前の所有者が住んでいる市区町村役場で手続きをする必要があります。

つまり、できれば前の所有者に手続きをお願いしてください。

必要なもの

廃車手続きに必要なものは以下の4つです!

 

  • 廃車申告書(軽自動車税廃車申告書兼標識返納書)
  • ナンバープレート
  • 標識交付証明書
  • 印鑑(前所有者のもの)

 

1つ1つ詳しく見ていきましょう。

 

廃車申告書(軽自動車税廃車申告書兼標識返納書)

この書類も役所の窓口付近に置いてありますが、取りに行くのが困難な方は下のファイルをプリントアウトしてお使いください!

軽自動車税廃車申告書兼標識返納書 雛形 PDF

 

ナンバープレート

 

標識交付証明書

写真はイメージです。

標識交付証明書はなくても廃車できるので、紛失してしまった場合などはわざわざ再発行する必要はありません。

しかし、あった方がスムーズに手続きができるので、できれば持参しましょう。

 

印鑑

大事な事なので繰り返しますが、
シャチハタはNGです!!

認印で大丈夫なので、シャチハタ以外の印鑑を用意してもらってください。

 

具体的な方法については下記のページで詳しく解説しているので、そちらを参照してください。

超詳しく解説してます!

 

 

7.新規登録(ナンバー取得)のやり方

次は新規登録のやり方の説明です。

新規登録は

廃車済みの原付をもらった方

廃車手続きが済んだ方

が最後に

ナンバーを取る

手続きになります。

必要なもの

新規登録に必要なものは以下の3つだけ!

  • 廃車証
  • ナンバー登録の申請書
  • 印鑑(アナタのものと前所有者のもの)

 

とっても簡単な手続きなので、
一つ一つ詳しく見ていきましょう。

 

廃車証

写真はイメージです。

廃車証は基本的に「登録用」と「保険用」がセットになっています。

 

ナンバー登録の申請書(軽自動車税申告書兼標識交付申請書)

写真はイメージです。

この書類は役所の窓口付近に置いてありますが、取りに行くのが困難な方は下のファイルをプリントアウトしてお使いください!

軽自動車税申告書兼標識交付申請書 雛形 PDF

 

印鑑

本当に大事な事なので繰り返しますが、

シャチハタはNGです!!

認印で大丈夫なので、シャチハタ以外の印鑑を用意しましょう。

 

書類の書き方

①廃車証に譲渡証明書がある場合は譲ってくれる人に記入・捺印してもらう。

廃車証にない場合はナンバー登録の申請書に譲渡証明書がついているので、そこに記入・捺印してもらいましょう!

 

②所有者・使用者・届出者・車名・車台番号・排気量の欄を記入する。

 

③上部の「申告の理由」「新規」の「譲受け」にチェックを入れる。

「種別」は自分の原付の排気量に合わせてチェックを入れてくださいね!

 

廃車証に譲渡証明書がない場合は、譲ってくれる人に右下の「譲渡証明書」欄を記入してもらう。

廃車証に譲渡証明書を記入してもらった場合空欄で提出してOKです!

 

②③の辺りの記入の仕方が「わからない」「不安だ」という方は役所の人に聞きながら書いても大丈夫です!

その場合、あらかじめ譲ってくれる人に「譲渡証明書」を書いてもらってから役所に行きましょう!

 

書類ができたら役所に出すだけ!

書類が完成したら役所の窓口へ行き、
「原付のナンバー登録をしたい」
という旨を伝えて書類を提出、

標識交付証明書と
新しいナンバープレート

を受け取って完了です!

お疲れさまでした!

 

8.名義変更のあとにやるべきこと!

みなさん、原付に乗るために必要なものをもう1つお忘れではないですか?

そうです、自賠責保険です!

自賠責保険は必ず入りましょう!

自賠責保険はバイク自体にかかっている保険

保険期間が残ったまま譲り受けたのであれば
名義変更せずそのまま乗れます。

もし自賠責が切れている場合は必ず加入しましょう。

コンビニでもできるので、絶対に忘れないでください。

自賠責について詳しくはコチラ

 

 

「自賠責保険だけでなく任意保険にも入っておきたい」

そんな方は以下のページをご覧ください↓

原付の任意保険、入るべき?選び方は?ファミリーバイク特約って?

9.まとめ

  • 自分が住んでいる地域の役所でできる。
  • 同じ市区町村に住んでいる人から譲ってもらった場合はただの「名義変更」のみでOK!
  • 違う市区町村に住んでいる人から譲ってもらった・ナンバーがついたまま譲ってもらった場合は「廃車手続き」&「新規登録」が必要。

 

もし名義変更をしないと
譲ってくれた人へ
永遠に税金がかかり続けます!

名義変更は早めに、
確実に行いましょう!

最後までお付き合いいただきありがとうございました。