乗らなくなった原付、ありませんか?
そのままにしていても、何もいいことありませんよ!
目次
原付の廃車手続きのやり方
「廃車ってどうやればいいの?」
「どこでできるの?」
「手続きに必要なものは?」
「県外ナンバーなんだけど
郵送でもできる?」
「かけている保険はどうするの?」
そんな疑問を一気に解決しちゃいましょう!
ぜひ最後までお付き合いください。
1.「廃車」二つの意味
原付の「廃車」には2つの意味があります。
①ナンバーを返納し、税金を止める。
②車両本体を処分する。
この記事では主に1つ目のナンバー返却(税止め)について詳しく解説していきたいと思います。
ナンバーを返さないと、ずっと税金を払い続けることになる!?
原付を買ったとき(もしくは譲ってもらったとき)ナンバー登録をしましたよね?
あの手続きは、ナンバーをもらうのと同時に納税の申告も一緒にしているのです。
納税義務が発生するのは「その年の4月1日」にその原付を所有している(ナンバー登録をしている)人です。
(余談ですがバイク屋が3月に忙しい理由の1つです。)
車両が手元にあったとしても、ナンバーを返納すれば税金はかかりませんのでご安心ください。
「もう原付に乗らないな」となったら早めに手続きをしましょう!
車両本体はどこで処分してくれる?
車両を処分する方法は3つあります。
①粗大ごみとして回収してもらう
→市区町村によってはできないところもある。結構大変。
②バイク屋さんに持ち込む
→無料のところから有料のところまで様々ある。
③回収業者に依頼する
→②同様、無料から有料まで様々。
ざっくり説明しましたが、詳しくはコチラの
ページで解説していますのでぜひお読みください。
ちなみに当店では出張無料で買取・無料処分を行っておりますので、仙台近郊の方はぜひご用命ください!
2.ナンバーの返納手続きに必要なもの
手続きに必要なものは3つだけ。
- ナンバー本体
- 印鑑(シャチハタは不可。認印でOKです。)
- 標識交付証明書
標識交付証明書とはナンバーを発行されたときに一緒にもらう書類です。
大抵の方はメットインに入れている場合が多いですが、最悪無くても大丈夫ですのでご安心ください。
(もちろんあった方がスムーズに手続きできます。)

標識交付証明書(仙台市のものです)
ナンバーの外し方
ドライバーとスパナがあれば
ナンバープレートは簡単に外れます。
スパナがなくても裏のナットを手で押さえドライバーだけで緩む場合もありますが、サビていると裏のナットが硬くなっているので、そのときは10mmスパナで裏のナットを固定して回します。
ナンバーを取り外すだけなら100円ショップで売っているような工具でも問題ありません。

+ドライバーと10ミリのスパナを用意します。もしスパナがなければドライバーだけでも頑張れば外せることもあります。

ナンバーの裏。こんな状態でボルトとナットで固定されています。

こんな感じでスパナでナットを固定します。10ミリのスパナです。

ナンバーの表側。裏をスパナで固定しつつドライバーでボルトを緩めます。
外したナンバーは軽く汚れを落として区役所に持っていきましょう。
自賠責保険のステッカーは剥がして出したほうがいいですが、「もう期間が切れている」とか「剥がれない」などの場合は貼ったままでも問題ありません。
ネジが錆びててどうしても取れない!
そんなときの最終手段は
ナンバーをへし折る
ですw
まずはナンバーを持ち、上に折り曲げます。
次に上に折り曲げたナンバーを元に戻すように下に曲げます。
これを繰り返しているうちにナンバーのネジから下の部分が切れるので、それを持参しましょう。
力はそんなに必要ないので、女性の方でも大丈夫です!
しかしこちらはあくまで最終手段ですので、まずはドライバーとスパナで頑張ってみてください!
ナンバーがない!書類がない!そんな時は・・・
ナンバーがない場合
ナンバーがない状況としては以下の2つが主な理由かと思います。
①ナンバーを紛失した
②ナンバーを盗まれた(または車体ごと盗まれた)
①の場合はその旨を窓口で言えば手続きができます。
②の場合は警察署に被害届を出して受理番号をもらいましょう。
受理番号を持って役所に行き、窓口でその旨を申請すればOKです。
書類がない場合
書類(標識交付証明書)がない場合は、自賠責保険の証書でも代用できます。
廃車手続きで必ず必要なのが「車台番号」という車両を識別するための番号です。
この車台番号は標識交付証明書でなくても、自賠責保険の証書にも記載があるので、お持ちの方はそれを持参しましょう。
自賠責保険の証書もない!
そんな方でも大丈夫!
車台番号は車両本体に記載があるので、それを控えて役所に行きましょう。
3.どこに行けばいいの?手順は?
さて、前章までで廃車手続きに必要なものの準備は終わりました!
では実際にどこで手続きすればいいのでしょう?
廃車手続きをする場所は、
お住まいの地域の役所です。
(市なら市役所、区なら区役所、町なら町役場)
ここから順番にどこの窓口で何をすればいいのかを説明していきます。
①ナンバー、書類、印鑑を持って役所に行く。
②『原付の廃車手続きをしたい』と言って手続きをする
どの市区町村も税務課や納税課など税金関係の窓口で手続きをします。
もし窓口の場所がわからなければ、受付や総合案内所で「原付の廃車手続きをしたい」という旨を伝えれば教えてくれます。
③廃車申告書を記入する
窓口に着いたら、軽自動車税廃車申告書兼標識返納書(略して廃車申告書)という用紙をもらい記入します。
このときに書く内容は全て標識交付証明書に書いてあるので、お持ちの方は書き写すだけです。
標識交付証明書がない方は前章で用意した自賠責保険の証書や車台番号の控えなどを元に記入しましょう。

こちらが廃車申告書です。窓口付近に備え付けてありますが、見つけられない場合は職員の方に聞いてみましょう。
必要事項を記入してはんこを押したらナンバーと一緒に窓口に提出します。

記入例です。わからない場合は職員の方に聞けば教えてくれます。
平均10分くらいで呼ばれるはずです。
控えをもらって廃車されたことを確認しましょう。

こちらが仙台市の廃車証です。
以上でナンバーの返納手続きは終了です!
役所が遠くて行けない・・・総合支所でもできる?
結論から申し上げますとできます!
お住まいの地域の管轄の役所が遠くて行けないという方もいらっしゃるかと思います。
そんな方のために設置されているのが「総合支所」です。
本来の市区町村役場とほぼ同等の役割を果たしているので、そちらの税務関係の窓口で手続きを行ってください。
手順は上記と同じです!
裏ワザ!?郵送で手続きする方法
県外から引っ越してきたが、原付のナンバーは前の住所のまま・・・
そんな方も少なくないはず。
「それこそ遠くて窓口に行けないよ!」
という方のために何と!
郵送での手続きも可能なんです!
用意するものは先述した3点+軽自動車税廃車申告書兼標識返納書(廃車申告書)です。
手順もとっても簡単です。
①ナンバーを外す
↓
②廃車申告書に必要事項を記入・捺印する
↓
③ナンバー・廃車申告書・標識交付証明書を登録してある住所の役所に郵送する。
後日廃車証明書が郵送されてきますので、それで廃車完了となります!
遠くて行けない以外にも役所に行くのが難しい方はこの方法がおすすめです!
廃車申告書はこちらを印刷してお使いください↓
廃車申告書PDF
当店でも何度かやっている方法です。
断られたことはありませんんが、念の為各市区町村役場へお問い合わせください。
4.いくらかかる?
ナンバーの廃車手続きは自分でやれば無料!
ナンバーの廃車手続きには手数料などはかかりませんので、自分でやればタダでできます!
平日窓口に行くのが難しい方もいらっしゃるかと思いますので、車両の処分と一緒に業者の方にお願いすると、「代行料」としてお金がかかる場合もあります。
(業者やバイク屋による。無料で行っているところも)
車両の処分は状態による
少し前の章でも触れましたが、粗大ごみとして出すのか、業者にお願いするのかによっても変わってきます。
バイク屋や業者にお願いする場合、車両の状態によっても変わってきます。
無料で処分してくれるところもあれば、状態が悪ければ処分代がかかるところもありますし、状態がよければ買取してくれるところも!
詳しくは下記のページをぜひ参考にしてみてください。
5.廃車手続きの後にやること
ここまででナンバーの廃車手続きと車両の処分が終わりました。
しかしお気付きの方もいらっしゃるかもしれません・・・
保険関係はどうしたらいいの!?
自賠責保険、任意保険それぞれ解説していきたいと思います。
自賠責保険は勝手に切れる
自賠責保険は更新をせず期限を迎えればそこで切れます。
ただし、自賠責保険の期限があまりにも残っている場合には解約すればお金が返ってくることもあります。
(全額戻ってくるわけではないので注意)
↓こちらのページで解約についても解説しているので、ぜひ参考にしてください。
原付の自賠責保険って何?入ってないとどうなるの?
任意保険と防犯登録は解約手続きが必要な場合も
任意保険は、期限がきたらそこで終了となる場合や自動更新の場合など、保険会社によって異なります。
加入している任意保険の会社に電話して手続きの方法や流れなどを聞いてください。
グッドライダー・防犯登録(以下G防と略します)は、「抹消登録」という手続きが必要です。
G防取扱販売店、または各ブロックG防事務センター(ご自身が加入した都道府県を担当するブロックの事務センター)へ連絡をしてください。
6.まとめ
- ナンバーの廃車手続きをしないと、税金を払い続けることになる。
- ナンバーの廃車手続きはお住いの地域の役所(総合支所も可)で無料でできる。
- 遠方の場合は郵送でのやり取りでも可能。
- 車両の処分は状態や、やり方によってはお金がかかることも。
- 任意保険と防犯登録は解約手続きが必要
いかがでしたでしょうか?
手続きって聞くとめんどくさい、大変そう・・・と思っていた方も、こんなに簡単にできるんだ!と思っていただけたら幸いです。
車両の処分については、仙台近郊の方であればぜひ当店へご用命ください!
ナンバーの廃車手続きから車両の処分まで、全て無料でやらせていただきます!
車両の状態がよければ買取もさせていただきます!
自分の原付を少しでも高く売りたい!という方はこちらから。
全国どこでも申し込みができます。
↑原付も高い!買取比較のバイク比較コム↑
原付は放置すればするほど車両の状態が悪くなり、もしかしたら売れたかもしれない車両に値段がつかなくなってしまうこともあります。
また、税金がかかったり知らず知らずのうちに保険料を払い続けていたなんてことも・・・
原付に乗らなくなったら早めに手続き・処分をしましょう!
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
- 投稿タグ
- 原付手続き